川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
川口
この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
突然ですが、あなたは「どうしたら幸せになるのか?」を真剣に考えたことがありますか?
あなたが「これがあれば幸せになれる」と思うことはなんでしょうか?
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以前、婚活をしている人の相談に乗ったときのことです。
相談者さん
(婚活が)全然うまくいかなくて
私は本当に幸せになれますでしょうか?
川口
うーん、どうでしょうか?
ちなみに今は幸せではないのですか?
相談者さん
え、今ですか?
今なんて、、、全然です(汗)
川口
そうなんですね…
今幸せじゃないと、幸せになるのは難しいかもしれませんねぇ
相談者さん
??
どういうことでしょうか?
川口
〇〇さんにとって、「幸せ」ってどんなイメージですか?
相談者さん
イメージ…。素敵な人と、円満な家庭を築くことでしょうか。
川口
「素敵な人と、円満な家庭を築く」と幸せになれる…と?
相談者さん
はい、、、何かおかしいですか?
川口
質問を変えましょうか。
〇〇さんは、今幸せな人と、いつか幸せになるかもしれない人と、どっちと円満な家庭を築きたいですか?
相談者さん
あぁ…なるほど。
相手からしても、今幸せそうな人と結婚したいですよね。
だから、私が「今幸せか?」と聞かれたんですね。
川口
人間関係は鏡ですからね。
「既に幸せであること」が、一緒に幸せになれる人と出会う条件です。
相談者さん
頭では理解できますが、
この状況で、自分が幸せであるなんて到底言えません。
(婚活が)2年以上、なんの進展もないんです。
川口
仮にその状態でも、幸せには十分なれますよ。
相談者さん
…ちょっと想像がつかないです(汗)
一体どういうことなのでしょうか?
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僕は、彼これ3,000人以上の恋愛を含めた人生相談に乗ってきました。
その経験と自分の人生を通じて、『どういう人が幸せになり、どういう人が幸せにならないのか?』をハッキリと説明することができます。
もちろん「幸せ」にはいろいろな定義があり、「これこそが幸せである」と決めつけることはできません。
しかし「幸せに生きている人」には
川口
「Be×Do=Have」の方程式で生きている
という明確な共通点があります。
もし、これを読んでいるあなたが
「幸せになれるのに・・・」
と考えていたとしたら、その考え方のままでは一生幸せになれないと断言します。
川口
恋人との関係がどうであれ、今の仕事がなんであれ、既に幸せに生きられる人はいるんですよね。
どんな状態にあっても、毎日を幸せに生きられている人は、共通して「幸せの法則」を実践しています。
この記事では、その「幸せの法則」の中身を噛み砕いて解説していきます。
川口
人生の全てのことに応用できる原理原則です。
ぜひ、恋愛や結婚以外のことにも活用してくださいね!
このページの目次
まずは用語の定義から始めましょう。
人はこの「Be・Do・Have」の組み合わせによって、「生き方のスタンス」が変わります。
具体的には、次の3つの生き方があります。
川口
順番に解説していきますね!
「Have×Do=Be」の人は、いつも「タラレバ」で生きています。
川口
タラレバで生きるデメリットは行動ができなくなることです
そういう思考で生きていると、毎日が不平不満で溢れます。
結果的に、「アレがない・コレがない」とできない理由を探す天才になり、一切行動に踏み出せなくなります。
「Have×Do=Be」で一番よく見るのは「モチベーションが上がらないから行動できません」という人。
川口
ビジネスにも婚活にもいますよね〜、こういう言い訳をする人。
こういう人は、モチベーションが勝手に上がるのをずっと待ってるんですよね。
だからいつまで経っても行動できないし、成果も出ないし、幸せになれません。
「モチベーションが上がるからやれる」んじゃなくて、「やるからモチベーションが上がる」んですけどね。
幸せの法則その1:〇〇がないからできない、ではなく、やるから〇〇が作れる
「Do×Have=Be」の人は、「とにかく正解が欲しい」「うまくいくノウハウを教えろ」が思考のくせになっています。
正しい行動をすれば(Do)、欲しい結果が手に入って(Have)、なりたい自分になれる(Be)と思っているんですね。
何かを決める時、まず先に「正解」を知りたがる人は幸せになりません。
などなど、世の中には様々なノウハウが溢れていますよね。
それ自体の価値は否定しませんが、それらはあくまでも「ソフト」に過ぎません。
「ソフト」を起動させるための「ハード」、つまり「そのノウハウを使用する人間のマインド」が腐っていれば、どんなに高性能なソフトも作動しません。
成功者は、成功するノウハウを知ったからうまくいったのではなく、うまくいくまでもがいたからうまくいったのです。
川口
その事実に目を伏せて「正攻法さえ抑えれば自分もうまくいく」と思っていると、絶対にうまくいきません。
また「Do×Have=Be」で生きると、手段が目的化します。
わかりやすいのは、進学先・就職先・結婚相手を決める時です。
どれも自分の人生を彩る一部でしかないのに、「入学・就職・結婚」のステータスばっかりにフォーカスがいってしまい、
川口
そもそもなんのための入学・就職・結婚なんだっけ?
という本来の目的を忘れてしまいます。
すると、その目的の達成のための手段に過ぎなかったものが、目的化してしまうのです。
「まずは行動」「行動あるのみ」「努力こそが正義」そんな目つきになったら危険信号ですね。
それでうまく結果が出ればいいですが、結果が出なかった時は大変です。
といったような、辛い現実に打ちのめされてしまいます。
その結果、「何のために頑張ってきたのか」わからなくなり燃え尽き症候群になってしまうのです。
幸せの法則その2:ソフトウェアよりハードウェアのアップデートをしたほうが早い
一方で、大きなことを成し遂げ、自分の欲しい結果を手にし、日々を幸せに前向きに生きている人たちは、全員例外なく「Be×Do=Have」の生き方で生きています。
川口
わかりやすいのは、サッカーの本田圭佑選手の言動でしょう
彼は、小学校頃の作文に「将来は(イタリアのサッカーリーグ)セリエAで10番の背番号をつける」と書きました。
そしてプロになり、実際にあのイタリア最高峰のチーム「ACミラン」で10番を背負いました。
彼の作文がまさにBe×Do=Haveのお手本なので、そのまま引用したいと思います。
ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたいというよりなる。
世界一になるには世界一練習しないとダメだ。だから今ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバって必ず世界一になる。
Wカップで有名になってぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。
彼は、自分に知名度も能力もない時から、「世界一の選手(Be)」として「世界一練習(Do)」していたのです。
また取材では、このようにも語っていました。
極端に言うと、僕の場合、無理をして先に人格を作っちゃうんですよね。
ヒーローとしての人格を作って、普段からそう振る舞うようにする。
それを続けていたら、自分の本物と重なるんですよ。
川口
今この瞬間から、なりたい自分として行動する。
「Be×Do=Have」の極地みたいな人ですよね。
これを恋愛や仕事にあてはめて考えると
というような話になっていきます。
この段階では、まだいまいちピンとこない人もいると思います。
そこで「Be」がどのくらい「Do」に影響を及ぼすのか?、もう少し深掘りして話をしていきましょう。
幸せの法則その3:今この瞬間から、なりたい自分として行動すると、結果は後からついてくる。
例えば、子どもに勉強させることを考える時、親によってアプローチが変わりますよね。
実はこのアプローチにも「Be・Do・Have」の考え方による違いが出てきているんです。
ある親は、「テストでいい点をとったらプレステ買ってあげる」といいます。
これは、タラレバなので、「Have×Do=Be」のアプローチですね。
と思っているわけです。
川口
手段が目的化して、「優等生」ちゃんを生み出してしまうアプローチです
またある親は、そのまま直接「勉強しなさい」といいます。
これは「Do×Have=Be」のアプローチですね。
だろうと、と思っているわけです。
川口
親としては最もセンスのないアプローチですね
ところで、子どもが勉強を好きになる一番の方法は、「親が勉強をすること」です。
一方、今回のアンケートで見えてきたのは、親が「勉強家」で、子どもが読書や勉強をしている親の姿を見て育ち、自分が勉強するのは自然の成り行きだったという家庭像です。
川口
これは非常に納得感があります。
親が勉強が大好きで、毎日楽しそうに勉強していれば、それを見た子どもは「勉強って楽しいものなんだ」と思うわけです。
つまり、そういうアプローチをする親は、
だろうと思っているわけですね。
この事例から分かるのは、在り方が変われば行動が勝手に変わる、ということです。
結果を求めるのでも、効果的なノウハウを求めるのでもなく、常に求められるのは理想のあり方(Be)に相応しい行動です。
どんなことでも同じです。
といった具合に、自分自身をなりたい姿を変えていくことで、毎日の行動が変わり、結果も変わっていきます。
川口
では、そのBeはどうやって変えていけばいいのでしょう?
「Be」は「Be'+Feel×Believe」に要素分解できます。
川口
このままだと抽象度が高く意味がわからないと思うので、婚活に照らし合わせて考えてみましょう。
「Be'」は、自分の未来のありたい姿のことです。
先ほど、本田圭佑の発言にあった
極端に言うと、僕の場合、無理をして先に人格を作っちゃうんですよね。
ヒーローとしての人格を作って、普段からそう振る舞うようにする。
の「ヒーローとしての人格」がまさにこの「Be'」です。
など、未来の相手とパートナーシップを築いていく上で、どのような自分でありたいのか?を決めていきます。
そして、『その人が今の自分の立場に置かれたとき、何をするだろうか?』を行動の基準にしていくのです。
「Be'」を作るときにはコツがあります。
「Be'」を作るときには、その理想の人物像が、人物がくっきり浮かぶくらい明確になるように、「なりたい自分の数」を出していきます。
あまり「理想の自分」が出てこない時は、「自分が理想にしたい人」たちのいいところを取りをして、混ぜ合わせるのでもアリです。
理想の人は、有名人でも身近な友達でもいいですし、漫画やゲームの中のキャラクターでも構いません。
川口
僕の場合は、親のパートナーシップ+恩師のパートナーシップのMIXした人物を「Be'」に据えています。
そして、一旦出来上がった「Be'」を、自分よりも近いレベルで達成している人に見せてフィードバックをもらいましょう。
そうやってつどつど、自分の「Be'」をブラッシュアップしていくことが重要です。
そして次に重要になるのが、その「Be'」にどれだけの憧れがあるのか?その強度です。
「Be'」をしっかりと心に染み込ませ、受け取ることが重要です。
例えば、「毎日ありがとうって相手に言える自分であろう」という「Be'」を設定したなら、
などして、「意図的に強化していく」ことで、「Feel」を高めていきましょう。
幸せな人生その4:「なりたい自分」の重要度を自分で人体実験して立証していく人生
このFeelを強めていくには、「ある」世界を見る必要があります。
例えば、婚活で100人にアポして、素敵だなと思える人に会えた回数が1回だったとした時、あなたは
どちらでしょうか?
「ある」世界を見れる人は、感謝に満ち、どんな困難な局面でも「ありがとう」が言えます。
「ない」世界を見てしまう人は、欠乏感に満ち、不平不満ばかり溢すことになります。
川口
どちらの世界がより、自分のなりたい姿を強める素材を見つけられそうか?、聞くまでもありませんね。
幸せな人生その5:「ある」世界を見て、積極的に幸せを感じにいく人生
「Feel」と掛け算になって、「Be」に影響力を与えるのが「Believe」です。
自分自身のことをどのくらい信じられているのか?そのセルフイメージです。
このセルフイメージには、自己肯定感も自己効力感も両方含まれますが、意図的に高めていくことが可能です。
1の「今日の良かったところ」を書き出すワークは、「Feel」の「ある世界を見る」訓練にとても有効です。
など、「良かった」のハードルは低ければ低いほどいいです。
そしてその「低い」基準でも、「私は今日一日素晴らしかったじゃないか」ときちんと受け取るようにしてください。
川口
「いやぁ…でもなぁ…」と思わないで「受け取る」ことが重要です。
幸せな人生その6:自分で自分のことを「低いハードルで」承認できる人生
アファメーションとは、一流アスリートががセルフイメージを高めるためによく使う「自己暗示」のことです。
桑田真澄投手は、投球する前にボールに向かってなにかブツブツ言っているのが当時から話題になっていました。
しかしそれは「アファメーション」だったと、自身の著書の中に書かれています。
「ありがとう」
現役時代は恥ずかしくて、とても公に言えなかったのだが、僕は高校からメジャーまで、一球一球、すべてのボールに感謝の気持ちを持ち続けていた。本当に、一球ごとに「ありがとう」と言っていた。
引用元:桑田真澄『心の野球―超効率的努力のススメ』
あなたも、毎朝鏡を見ながら「私って可愛い」「俺って最高」とつぶやいてみてください。
脳は暗示に弱いので、最初は気恥ずかしくても、毎日口に出してくるとだんだん慣れてきてます。
川口
365日、毎日必ず一回でもアファメーションをかけられたら、1年後のセルイメージは劇的に変わっています。
幸せな人生その7:「自分は最高だ、幸せだ」と自己暗示をかけていく人生
ここまで「Be Do Have」の方程式の話を聞いても、
してしまうと、この方程式は機能しません。
繰り返しになりますが、自分で人体実験をして、「うわ、本当に人生この通りになってるわ」と体感する頻度が必要です。
こればかりは「信仰心」なので、どこまで素直になれるか?が勝負です。
川口
ここで
「具体的な事例を出せ。じゃないと信じない」
って言っちゃう人には、幸せな人生に向いてないですね。
幸せな人生その8:好奇心を持って、なんでも素直に実践しちゃう人生
「Be'+Feel×Believe」が機能して、自分のありたい姿「Be」が強化され、自分に馴染んでいくと、自ずとその「Be」に沿った「Do」をするようになります。
ようになるからこそ、欲しい結果「Have」を手に入れることができます。
この記事を通じて、僕があなたに伝えたかったことは、
ということです。
そして
ことで、あり方は強化されるということです。
それらは全て「あり方が変わってないから」に他なりません。
人生を変えたければ、幸せな日々を過ごしたければ、
結果を求めるのではなく、ノウハウコレクターになるのではなく、
「なりたい自分だったら今この瞬間にどうするか?」を基準に行動していきましょう。
川口
そうすれば人生は必ず開けてきます。
\結婚したい人必見!/
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\彼氏・彼女が作りたい人/
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男女関係にまつわる悩み
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オトナの恋愛事情
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