川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
なんかもう、恋愛アドバイザーのみなさんは、
— 恋愛プロフェッショナル 川口美樹 (@kawaguchi_AAA)September 7, 2020
世の中の女性たちに
女が追うと男の狩猟本能が掻き立てられないから、男に追わせる恋愛をすべき
っていうデマを吹き込むのをやめてもらえませんか。
今の男は消極的な女よりNetflixを選びます。あなたはネトフリより魅力的なんですか?っていう。
なんとなく呟いたこちらのツイートに、めちゃくちゃコメントいただいています。
事の発端はこちらの相談でした。
川口さんの記事やツイートをいつも楽しみに拝見しております。
いつも参考にさせていただいております!
個人的なものですが、ご相談に乗っていただけましたら幸いです。
遠方のタイプな知り合い(1〜2回話した程度)と1カ月ほど連絡を取っております。
(中略)
私は仕事柄遠方にも安く行けるので彼に会いに行ってみてフィーリングを確かめたいと思っていますが、付き合う前の遠距離に関するサイトを見ると女性側から会いに行ってはいけないと書いてあり、かつコロナのこともあり彼女でもないのにわざわざ会いに行くのは重いかな、迷惑かな?と悩んでおります。
アドバイスを頂けましたら嬉しいです。
こちらの相談に関して、以下のように回答しました。
自分から会いに行かないでどうやって相手の人柄を確かめるんですかね?
— 恋愛プロフェッショナル 川口美樹 (@kawaguchi_AAA)September 7, 2020
相手から誘ってくれるのを、いつになるのかも分からないのに死ぬまで待ち続けるんですかね?#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/1Jljx17qLqpic.twitter.com/GwC7uj0n2g
僕は常々、「女性が動かずにいかに男性を動かすのか」を教える恋愛アドバイスに疑問を感じています。
この記事では、そんな「疑問」の根拠について述べていきたいと思います。
このページの目次
「追わせろ理論」はそのベースに、「いかにして相手の脳内を、自分という存在で占めるのか?」という発想があります。
つまり、自分と会っていないときに
と想像させてモヤモヤさせれば落とせる、というわけです。
そしてそれを根拠に
と主張しています。
全ては
「男が追いかけたい生き物だからだ!」
と。
好意をチラ見せしていくことで、相手の男性にアレコレ想像させ
「男の狩猟本能をかき立てるんだ!」
と。
確かに人は誰かを好きになったときに、そんな風にアレコレ考えてしまうものです。
しかしそれは好きになった結果、勝手になるものです。
こちらが相手に「そうなるように」仕掛けてどうにかなるものではありません。
なぜならば、恋愛の優先順位が下がっているからです。
株式会社パートナーエージェントの行った調査によれば、今の二十代は
ということがわかっています。
加えて、
というデータも出ています。
つまり今の人たちにとって、恋愛は面倒で優先順位の低いものになっているんです。
なぜか?
川口
そういう「追うとか追われるとかの駆け引きが疲れる」からですよ!
こないだハイスペの男友達に「男に追わせろ」みたいなモテ論が流行ってるよって話をしたら「めんどくさ!」って一蹴しててこれが現実だなって思った。
— おとうふペアーズの赤ペン先生 (@o10fusan)September 7, 2020
モテる男は、駆け引きするような女に割く時間もエネルギーもないんだろう。
追わせるのが有効なのは自分から追わざるをえないほどモテない人だけ。https://t.co/vMPgdnWebB
(*1)「クロスマーケティング社の調査(2018)」より
(*2)「恋愛・結婚調査2019(リクルートブライダル総研調べ)」より
かと言って恋愛へのモチベーションが下がっているわけでもないんです。
上記で紹介したどの調査でも、「恋人が欲しいか?」と聞かれたら、半数以上が「欲しい」と言っているのです。
川口
別に「恋人が欲しくない」わけではないんですよ。
『恋人は欲しいけど、恋愛はめんどくさい』
これが今の20代・30代前半の人たちの総意です。
ということは「向こうからきてくれるならウェルカム」ということでもあるんです。
今は(男女ともに)「明確な好意」の方が求められているんですよ。
これ本当に。
— 村木大介@結婚相談所Repre(リプレ ) (@reprebridal)September 7, 2020
女性からも距離を詰めることをしないと、もう何も動かないですよ。https://t.co/94e3YE7jIp
川口
そういうニーズがある市場に、「好意をチラ見せしよう」というソリューションを提案するアドバイザーって、めちゃくちゃセンスないと思いませんか?
ここまで読まれて見て
でもわたしは「明確な好意」を出して、フラれたことがあるんです…
と反論したくなった人もいるかもしれません。
それは「明確な好意」が問題だったのではなく、「好意の伝え方」が問題なんです。
いいですか?
— 恋愛プロフェッショナル 川口美樹 (@kawaguchi_AAA)September 7, 2020
女性からバンバン連絡をするのが悪いんじゃないんです。
そのバンバンくる連絡が「相手にとって嬉しい連絡じゃない」のが問題なんですよ。
決して、男性の狩猟本能を失わせるからじゃないんですよ。
単純にウザいからなんですよ。
要するに、自分が相手にとって「好意を向けられたいと思えるほど魅力的な人間じゃない」ってことです。
その魅力の無さに向き合わずに、「男に追わせなきゃいけないんだ!」と信じてしまう人は、
と不満をこぼしている傾向がとても強いです。
当たり前です、あなたが「連絡したい人」じゃないのですから。
あなたに会うことで得られる楽しさ・充実度・癒しがないから、相手は連絡をしてこないんです。
文句があるなら連絡をするのを辞めたらいいんじゃないですか?
川口
そんな自分勝手なエゴで、相手の人生をコントロールしようとしてるから恋愛がうまくいかないんです。
あなたの働いている会社の社長が、「君にはもっと仕事に夢中になって欲しい!」と言ってきたら腹立ちますよね?
「だったらもっと魅力的な仕事持ってこいや」って思いますよね?
相手もも思ってるんじゃないですか?
川口
もっと魅力的な人間になってから言えや
って。
見返りを求めている時点で恋愛のセンスがないです。
「これだけ懇切丁寧に接客したんだから商品買ってくださいよ」って、言ってくる営業マンと同じでめちゃくちゃダサいです。
川口
「単純にあなたに営業力がなかっただけでしょ?」
じゃぁ、その「営業力」=「ちゃんと好意が返ってくる好意の伝え方」っていうのはどうしたらいいのか?
それはこちらの記事にまとめていますので、ぜひご一読ください。
愛情は”狩るもの”でも"追われるもの"でもありません。
二人でじっくり育てていくものです。
愛が育つ土壌を耕して
— 恋愛プロフェッショナル 川口美樹 (@kawaguchi_AAA)September 7, 2020
愛情の種を植えて
愛情を注いで育てて
実った果実から、
次の種を植えて
また愛情を注いで育てて…
の繰り返し。
愛は狩猟ではなく農耕です。https://t.co/h0RdXbCj3r
追う追われる、という発想になった瞬間に、そこには「尊敬」という概念が消え、「駆け引き」だけが残ります。
駆け引きの上に成り立った土壌に、愛情は育ちません。
恋愛のゴールを「好きになった人と付き合うこと」ではなく、「愛情を育んでいくこと」に置いているなら、「追う追われる」の発想を捨てることです。
未だにいるんですね
— はな (@hara_log)September 7, 2020
『男に追いかけさせろ』
というアドバイザー
昔っからある話を令和でも言っているんですね
これが正解なら悩んでいる人はいない
狩猟本能を掻き立てる
↓
捕まえたら終わるのでは?https://t.co/L0kkElXrdL
そうでなければ、「長く続く幸せな恋愛」なんて一生体験できません。
だって、「狩れたら終わり」なんですから。
\結婚したい人必見!/
|
\彼氏・彼女が作りたい人/
|
||||
男女関係にまつわる悩み
|
オトナの恋愛事情
|