【深イイ話】恋人に期待しない恋愛が確実に幸せを呼び込むワケ

記事更新日: 2023/08/16

ライター: 川口 美樹

この記事を書いた人

川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演

マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ

あなたは「恋人に期待をしない方がうまくいく」そんな話を聞いたことがありますか?

川口

この文章だけ聞くと、とても冷たい感じがしますよね。

「相手に期待しない恋愛」は、本当はとても愛情深くないとできません。

ところが、言葉のイメージだけで「期待しない=諦めること」だと勘違いしている人も多いようです。

実際にTwitterのDMに、『「期待しない」の意味を誤解してたが、考え方が変わった』という感想をいただいたことがあります。

「他人に期待しない」というスタンスは、恋愛や夫婦関係に限らず、全てのコミュニケーションに応用できる魔法のライフハックです。

川口

これを手に入れれば人間関係に関する悩みはほぼ解決できる、といっても過言ではありません。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

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【幸せ確定】他人に期待しない生き方を誰でも実践できる秘策とは? - LoveBook

この記事では特に「恋愛」をメインに、「恋人に期待しない」ことがなぜ幸せな恋愛につながるのか?について掘り下げていきます。

なぜ恋人に期待してはいけないのか?

相手に期待をしてはいけない理由は次の3つです。

▼恋人に期待をしてはいけない理由
  • 期待が裏切られるたびに傷つくから
  • 自分の機嫌のコントロール権を失うから
  • 相手に期待しない方が、うまくいくことが多いから

1. 期待が裏切られるたびに傷ついてしまう

恋人に何かをされて傷つくときには決まって「期待値とのズレ」があります。

  • 彼氏なら彼女のこともっと心配にならないのかな?
  • 恋人なら普通〇〇すると思うんだけどな
  • なんで私の彼氏(僕の彼女は)〇〇してくれないんだろう?

そうやって、相手に「恋人とはこうあるべきもの」という期待を押し付けていると、それが裏切られるたびに傷つくことになります。

この「無意識に恋人に期待していること」が、恋人に対するイライラや不平不満の元凶です。

最初から期待していなければ、イライラすることもなく、傷つくこともありません。

川口

なんと素晴らしいライフハック!

2. 自分の機嫌のコントロール権を失う

そうして恋人に期待していると、相手の出方次第で自分の機嫌が左右されてしまいます。

機嫌のコントロール権を失えば、それは仕事や友好関係にも悪影響を及ぼします。

当然恋人以外の人間関係にも亀裂が入りますし、もしかしたら仕事で大失敗することにつながるかもしれません。

川口

職場にプライベートでの機嫌をそのまま持ってくる人っていますよね!

恋人に期待すればするほど、あなたは機嫌のコントロール権を失い、恋人の態度で人生を左右されてしまうことになります。

恋人が「他人」であることを絶対に忘れるな

恋人は、どんなに親しく運命的なものを感じる相手であっても、究極的には「血も繋がっていない赤の他人」です。

そんな「赤の他人」が自分の期待通りに動いてくれるわけがないのです。

それを相手に期待してしまうから、うまくいかなくなってしまうのです。

恋人はどこまでいっても他人である

川口

このことを胸に刻んでおくと、期待しない生き方を選択しやすくなります。

3. 相手に期待しない恋愛の方が、うまくいくことが多い

人間はどんな人であっても「自分の意見や価値観を尊重して欲しい」と思っています。

だからこそ、変に期待することなく、ありのままのその人を認めてくれる人を好ましく思います。

川口

ほとんどの人が、自分の期待を他人に押し付けて生きてます。

 

だから自分の期待を押し付けないだけで、貴重な存在になれるんですね。

相手に期待しないということは、

相手の意思決定を尊重して、それがどんな結果になろうとも、否定も肯定もしない

ということ。

相手がどんな行動をとっても、どんな結果になっても、その存在自体を丸ごと受け入れる。

これが愛情ではなくて、なんだというのでしょうか?

 

信頼関係は「期待されない」安心感に支えられている

「恋人に期待しない」と聞いて、

  • 「誰も信用できなくなることにつながらないのか?」
  • 「恋人に期待されていなかったら悲しいと思う」

と誤解してしまう人は、「期待しない」ことにどれほどの愛情が必要になるのかを理解していません。

「期待しない=関心を持つな」ではありません。

むしろその逆で、「最大限に関心をもて」というメッセージなのです。

「期待しない」ということは、傷つく覚悟を持つということ

なぜ「期待しない」ことが「愛情」になるのでしょうか?

先ほど

相手の意思決定を尊重して、それがどんな結果になろうとも、否定も肯定もしない

ことが重要だ、と書きました。

では万が一、その相手の言動によって、自分が不利益を被る結果になったらどうでしょう?

恋人に期待している人は「なんて事してくれたんだ!」と怒ります。

しかし、恋人に期待していない人は「それを覚悟で尊重したのだから、相手を信用した自分の責任だ」と考えます。

つまり、期待しないということは、傷つく可能性を受け入れる覚悟がないとできないのです。

川口

そんなこと、愛情を注ぎたい人にじゃないと、とてもじゃないけどできないですよね。

 

浮気されたときにどう考えるのか?

もう少し、具体的に考えてみましょう。

例えば、僕の妻が浮気をしていたらどうでしょう?

僕は彼女がいつ何時、どんな意思決定をしようとそれを尊重したいと考えています。

だから仮に妻の浮気が判明したとしても、彼女を責めることはありません。

全てを自己責任にできる覚悟、ありますか?

むしろ「彼女に寂しい思いをさせてしまった」自分に責任があると考えます。

そして、彼女ときちんと向き合い、どうしたらもっと二人の信頼関係が築けるのかを話し合います。

川口

もちろん、実際にそのシーンに立ち会ったら、心中穏やかではいられないとは思いますよ。

ですが、結婚をするときにそういう可能性を含めてプロポーズしているので、そう「あろう」と努めることは間違いありません。

この覚悟ができない相手に「期待しない」生き方を貫くは無理でしょう。

期待されていないからこそ安心できる

逆に妻の立場になって考えてみましょう。

妻は僕から一切疑われていないし、仮に浮気をしたとしても咎めないと宣言されているわけです。

きっとそれは妻にとって、「信頼されている」と感じる材料になっているはずです。(本人の口から聞いたことはないです、期待していないので)

実は、この原稿を書いているとき、妻は実家に8ヶ月ほど帰省している(コロナ疎開)のですが、妻は僕が毎日一人で何をしているのかを一切聞いてきません。

何か要求するでもなく心配するでもなく、ただ子どもの様子を動画で送ってくるだけです。

妻も妻で、「覚悟を持って何も期待しないでいてくれている」のだろうなと思います。

僕はそこにとても愛情を感じますし、信頼されているなという安心感を覚えるのです。

「この人は」と決めた人だかこそ「期待しない」でいられる

「恋人に期待しない」というスタンスが、いかに愛情深いスタンスなのかを解説してきました。

こう書くと、「そんな覚悟を全ての人間に持つのは不可能じゃないのか!そんなのは机上の空論だ!」と反論する人がいます。

相手に期待しない、などと言いますが無償でできる相手など我が子くらいのものでは?

理想論ばかりで著者はどれだけできているのか?

引用元:拙著『なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか?』Amazonレビューより

僕は何も、「全人類に対して愛情深く期待しない生き方をしろ」と言いたいわけではありません。

僕が、愛情の定義として「相手に期待しないこと」を選び、それを自身のありたい姿として設定して、それがとても幸せだよと言っているに過ぎません。

全ての人間に「期待しない」のは無理

これが唯一の正解だとも思わないですし、この考えを全人類に受け入れてもらおうとは思っていません。

この不評を付けられて僕が何も感じないのは、僕が「全人類に期待していないから」でも、「全ての人に愛情深いから」でもありません。

ただ単純にこの人に「無関心だから」です。

全ての人に「期待しない」覚悟なんてもてるわけがありません。

川口

そんな慈善事業をするつもりはさらさらないですよ。

でもだからこそ、「この人は」と決めた人にくらいは、

相手の意思決定を尊重して、それがどんな結果になろうとも、否定も肯定もしない

自分でいようと思っているのです。

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