川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
こんにちは!咲良と申します。
恋愛の話ではなく、私個人の相談ですがお願いいたします。
「自分とは?」について相談させてください。
私はよく周りから、見た目お嬢様だよね、高嶺の花だよね、と言われます。
私はそう思われるのが嫌です。とっつきにくい、声をかけづらいと言われているみたいだからです。
あとは、しっかりしてるよねとか言われます。
見た目、雰囲気に少しコンプレックスがあります。もう少し関わって来やすい人でありたいと思ってしまいます。
上司がこの前人生相談に乗ってくれた時、あなたはどうしたいの?これから先どうしたい?結婚したい?子供欲しい?それとも今のままがいいの?
と人生において聞かれました。
私は、結婚はしたいけど、うーん…と答えに詰まりました。
ここで分かったのは、私は何もないということです。人間的に私は空っぽなんじゃないかと思いました。
恋愛も、好きな人にこうして欲しいと言われたらその気持ちに応えたいと思い、多少自分の行動や考えを変えます。
でも、それでよく彼氏に振り回されます。
付き合い当初と比べて約束が疎かになっていると思えば、そこは指摘しますが彼は直してくれなかったりします。
これは、自分の核がないからこういうことになるのかと思いました。
自分という核がないことはわかりましたが、この先どうやって自分という核を作ればいいのかわかりません。
相談を読んでいて、川口さんはブレない芯をお持ちの方だなと思い、尊敬します。
どうすれば、自分の核や芯ができますか?
「自分軸」を持てって、ホントよくって言われますよね。
でもその割にそのプロセスって確立されてないんですよね。
試しに「自分軸 作り方」で検索して関連する記事や本を読んでみてください。
みんな言ってることが全然違うのがよくわかると思います。
川口
自分軸の見つけ方は「共通解がないのが共通解」なのだと思うんですよね。
そのため自分なりに試行錯誤して見つけていくしかありません。
ただし、ガイドラインみたいなものはお伝えできると思います。
の2軸でお話ししていきます。
※在り方・核・芯などの自分をコアを形成するアイデンティティのようなものの総称をここでは「自分軸」と定義します
このページの目次
僕から恩師から教わったのは、
自分軸は、ゼロから作るものではなく、すでに自分の中にあるものだ
ということです。
川口
これを最初に聞いた時は目から鱗でした。
『人間、20年以上生きていれば、本を一冊書けるだけの何かしらの軸は絶対にある。ただ、それが可視化・言語化されてないだけ』というのが恩師の主張でした。
その指摘通り、自己分析を繰り返した結果、僕の軸は学生時代に既に出現していたことがわかりました。
初めはよくわからなかったですが、いまではどの「自分軸作り」の理論よりも納得しています。
恩師曰く、『自分軸は闇の中に潜むコップのようなもの。これを見えないなりに輪郭を捉えていくことが、自分軸の可視化の作業だ』と言います。
自分軸の見つけ方には次の4つのフェーズがあると言います。
「暗闇にボールを投げると、コップに当たることもあれば外れることもある。
まずはいろんな方向にボールを投げるのが一歩目。
どこかのタイミングでコップに当たった手応えを感じる。そこで”どうやらこっちの方に軸がある”と予想が立つ」
「今度は、その方向にいろんな角度からボールを投げてみる。すると当たる場所によって跳ね返ってくる軌道が変わる。
何回もボールを投げていくと、その姿は見えてこないけど、なんとなく暗闇の中に輪郭がはっきりと見えてくる。
こうなってきたら自分軸の形が見えてきた証拠」
「この段階に入ると、どの角度で投げるとどこに跳ね返るのかがわかってくる。あとはその精度の問題。
ここに当てれば正面に返ってくるな?と予想してボールを投げて、その通り心の反応がダイレクトに返ってくれば、もうコップの形は捉えたも同然。
それがあなたのアイデンティティの正体。」
「これまで、自分の意志で”これが面白いんじゃないか?”って選択したものを振り返ってみて。
学校での発表・部活での活躍の仕方・進学先や就職先を決めた時、どんなことを考えてボールを投げた?その結果、跳ね返りがあったのはどれ?
跳ね返りがなくスルーしたの物との違いは何だろう?
それを考えると特定のキーワードが見えてくるよ。」
これをヒントに僕なりに自分の過去を振り返ってみました。
一番最初に方向性が見えてきたのは「進路を決める際に、みんながやらないことをする傾向にある」ということです。
みたいな感じですね。
これで「コップのある方向」が見えてきました。
そこで、自分の仕事にも「人がやらないことをやる」ことを意識して、いろいろやってみました。
川口
しかし何にチャレンジしても成果が返ってこないのです。
方向性は間違っていないはずなのに、ボールが跳ね返ってくる気配がないのです。
この期間およそ4〜5年間。投げても投げても見えないこの期間は辛かったですね。
そこで「そもそもなんで人と違うことをやろうと思ったんだっけ?」ということを考えることにしました。
そこでなぜ?を深掘りした結果出てきたキーワードが「違和感」だったんです。
このキーワードが僕のコップの形を決定づけました。
川口
自分軸が定まると、それを一言で表現できるキーワードが見つかるんですね。
その証拠に「違和感」というキーワードで、僕の意思決定は全部説明がついたんです。
芸大に進学をしたのも、「学びたいこともないのに大学にはいくのはおかしいのでは?」と思ったからでしたし、
芸能界で副業を始めたのも「バイトとオーディションの無限ループとか頭おかしいだろ」と思ったからでした。
僕は「違和感」を軸に物事を意思決定しているんだと、この時に確信したのです。
そしてコップの形がハッキリと見えたところで、この「恋愛プロフェッショナル」です。
僕の発信は、ベースが恋愛市場に蔓延っているクソ理論(暴言失礼)に対しての「違和感」にあります。
男性脳・女性脳とかその最たる例ですね。
川口
「違和感しかない」ので駆逐したいとすら思っています。
結婚相談所に関する情報発信が多いのも
相談所界隈に、めちゃくちゃ違和感があるからです。
僕はフォロワーが200の時から、「恋愛プロフェッショナル」の肩書きで、この「違和感」をずっと発信してきました。
これは、このキーワードが自分のアイデンディティを表現する物である、という確信を強化するためです。
軸があるだけではダメなので、ブレない強固なものにするために「その軸で仕事をする」ことが必要になります。
それを繰り返していった結果
川口
僕は世の中に対して「それおかしくないですか?」っていう時が一番輝く人間なんだ
という確信が埋まっていったのです。
以上が、僕が恩師から教わったガイドラインと、その実践の記録です。
こういうのは考えすぎるよりもまずは実践なので、30%くらいでも理解できたなら、すぐに何かしら実行に移してみることをお勧めします。
もしあなたが軸について全く考えたことがないなら、軸を見つけるまでは5年はみておきましょう。
「5年も!?」と思うなら軸を見つけるのは諦めましょう。
5年で見つかるなら早い方ですし、80年生きても軸を見つけないまま死んでいく人もいます。
投げるボールの数が勝負です。短い期間でできるだけたくさんボールを投げてみてください。
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