川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
川口さん、こんばんは。32歳のkaと申します。
半年ほど前に付き合っていたい方と別れました。
最初は色んな感情が混ざり浮き沈みが激しかったですが、川口さんのツイートやDJあおいさんなど様々な方の言葉もあり、無理して忘れようとせず毎日を過ごしていたおかげか、最近は別れを受け入れ気持ちを落ち着かせることができています。
相手に求めていたものが、自分に無いものだ(私の場合、知的さを1番見てしまっていました)と気付きました。
気付きを得た前回の恋愛にはすごく感謝しています。
次は、
ために自分のレベルを上げるべく、勉強し趣味を極め、趣味を通して発表会に出たりと新しい挑戦もしてみました。
どんどん興味のあることをして充実感も増しています。
反省点を見つけて行動を変えつつありますが、身内も結婚ラッシュで、「気付いたのが遅かったかな」と思ったり、「趣味を楽しんでいるから独身」と言われへこんだりします。
本当にこの先パートナーが見つかるのかと、まだ結婚には程遠く焦っている自分がいます。そろそろ結婚相談所に入ろうと思っています。
活動が遅い私ですが、これから婚活をするにあたり、川口さんから厳しく優しい励ましのお言葉を頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
川口
婚活の基本は、
焦らず急げ
です。
女性の婚活は、30歳越えたあたりから難易度がどんどん上がっていきます。
これはあくまでも一般論であり、個人の人間的な魅力を差し引いて話しています。
しかし、どんなに魅力的な人であれ、結婚を真剣に望むすべての人に僕は「今すぐに行動した方がよい。でも焦ってもいけない」とお伝えしています。
なぜか?その理由をご説明しましよう。
このページの目次
過去のことも周囲の雑音も、未来kaさんがパートナーを見つけられるかどうかには関係がありません。
未来は、今この瞬間に何を意思決定するのか?の積み重ねの先にあります。
理想の未来は、過去の延長線上にはなく、角度のついた全く違うベクトルの先にあります。
川口
そのため、何かを始めるなら「今が一番若い」ということを肝に銘じる必要があります。
人生に目的を立てる際、「今よりも明らかによくなっている自分になりたい」と思ったら、「今までよりも明らかに違う何か」をやる必要があります。
婚活で考えると、過去これまで「結婚できなかった」わけですから、「結婚したい」とおもったら、「今までとは明らかに違うアクション」をしなければ、絶対に結婚には辿りつきません。
川口
「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、アプリ婚活をしてうまくいってない人が、いまだにずっとアプリで婚活しているなんてことは、割と良くあることなんです。
アインシュタイン
同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という
とアインシュタインが言ったそう(本当かどうかは知らない)ですが、本当にその通りだと思います。
これまでと違う結果を望むなら、ツールを変えるか自分を変えるか、何かしらの変化点=「角度」を作る必要があります。
kaさんは、現在32歳。
本気の婚活を志すのが、33歳・34歳と遅れるごとに、婚活市場価値も生殖能力も、体力も精神力もどんどん低下していきます。
川口
つまり、32歳で始める婚活と35歳で始める婚活は、全く難易度が異なるということです。
出典:IBJ成婚白書2019
こちらは、IBJの発表した年齢別の「成婚のしやすさ」を数値化したデータです。
女性は20代のうちに活動をしたほうが明確に成婚しやすいのが目に見えてわかります。
30代に入ると、そこからどんどん成婚しにくくなってきます。(一方男性は女性のちょうど5年遅れくらいになります)
34歳までの成婚のしやすさと、35歳からの成婚のしやすさにも大きな違いがありますよね。
だから、挑戦は早ければ早いほどいいのです。
川口
ちなみに、男女の妊孕力(にんようりょく)も35歳を境に急激に降下(※)します。
出産を考えている人は、とにもかくにも「善は急げ」です。
もう一度この画像を見てみましょう。
「今」の時点で角度をつけて挑戦すれば、理想の自分まで「距離a」で行くことができます。
しかし、角度をつけるのが遅れると、理想への距離が「b+c」分かかってしまうのです。
常に「a<b+c」ですから、より早く理想に辿りつきたいなら、より早く挑戦することが必要になります。
逆に、決断や行動を先延ばしにして、いままでと同じ「角度」(過去の延長)で生きていても、絶対になりたい自分にはなれません。
むしろ「なりそうな自分」しか見えなくなります。
川口
すると、あれも無理・これも無理と理由をつけて新しく何かを挑戦するのが億劫になります。
そこには「なりたかった自分」の面影はなく、自分に幻滅している自分、全てを諦めた自分がいるかもしれないのです。
でも絶対に焦らないでください。
焦って結婚したくもない相手・結婚すべきではない相手と結婚する人間もたくさんいます。
それでは本末転倒というもの。
川口
婚活のゴールは結婚ではありません。パートナーを見つけることです。
ちょうど同じタイミングで、相談所で婚活中の女性から、こんな相談をいただきました。
とてもわかりやすい事例なのでご紹介します。
初めまして。アサと申します。30代前半の女です。
相談所で、仮交際中の男性に真剣交際を申し込まれました。
心の整理をつけるために、2〜3日お時間をいただき、その後、真剣交際をお受けする連絡をしました。
結果、お相手から交際終了宣言をされてしまいました。
私の返答を待っている間に、婚活自体が不安になってしまったそうです。
お返事を保留してしまった不義理を反省しています。
真剣交際を考えるほどのお相手を、自分のミスで失ってしまったショック…
どう気持ちの整理をつけていけば良いでしょうか。
この相談に僕は、
川口
2〜3日の保留でメンタルやられてるようじゃ先が思いやられるので、むしろ真剣交際に進まなくて良かったのでは。
と回答しました。
例えばこの男性と結婚したとして、未来その方の会社が潰れて、転職しなければならなくなったとします。
就活がある程度うまくいって、最終面接になった途端に「やっぱり就活やめる」ってその人が言ったらどうしますか?
「次最終面接でしょ!?せめて受けてきてから考えようよ!」ってなりますよね。
面接する側の企業からしたら、「え、2〜3日くらい待ってよ。メンタル大丈夫か?」って不安になりますよね。
向こうの仲人さんも「お相手さん、OKしてくれてますよ!?最後頑張ってみませんか!?」って言ったと思います。
川口
それを断ったワケですから、よほどの豆腐メンタルだったことが伺えますね。
僕は婚活は採用だと思ってます。
未来の見えないこの日本において、この程度のことでメンタルをやられてしまっているようでは、 家庭を守る仲間としては相応しくありません。
婚活の目的は、成婚ではなく、50年続く幸せです。
その「50年続く幸せ」を達成できる人としてふさわしいのか?
その未来を見据えて相手を探す必要があります。
焦って、「結婚できそうな人」を選んでしまうと結婚はできても、幸せは手に入らないのです。
仲人として「同意」に1票です
— 森とうゆうこ@結婚相談所千葉柏 (@MoritoYuko)December 21, 2020
真剣交際間際こそ、相手の(自分の)メンタルの強さをみて下さい
川口さんの第3コメントは必読
「婚活は採用」
「婚活は成婚が目的ではなく50年続く幸せ」
私はまだ結婚25年程度ですが、「結婚生活は経営」としみじみ思いますhttps://t.co/GDuzOWJPg2
川口
以上が、僕が「焦らず急げ」とお伝えしている理由です。
年齢で「もう遅いかも」と思った瞬間に婚活が失敗し始めています。
「これから先の未来で今が一番若い」ということを肝に銘じて、すぐに動き出すべきです。
ところで、今回の相談者のkaさんのように、物事を正面から捉えて反省点を見出し、きちんと行動に活かせる人は婚活においては大きなアドバンテージになります。
そういう人は、アプローチさえ間違えなければ早めに成婚できます。
そろそろ結婚相談所に入ろうと思っています。
とのことですので、結婚相談所を選ぶときは、変なところにだけは入らないようにご注意いただければと思います。
絶対に失敗しない結婚相談所の選び方!業界の裏側をプロが徹底解説
更新日: 2020.10.19
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