川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
僕がまだライターとして駆け出しのころ、寄稿先のメディアでよく「愛され女子になるには?」というテーマで記事を書いていました。
「彼に愛されるためのノウハウ」は常に需要があり、書いても書いても数字が出るテーマでした。
それだけ「愛されたい」と考えている女性が多いということなのでしょう。
あなたも『愛され女子の特徴5つ』みたいな記事を読んだことがありませんか?(そういうの書いてました)
川口
しかし僕は記事を書きながらずっと疑問に思っていたんです。
「愛され方」のノウハウはこんなに沢山あるのにもかかわらず、なぜこんなにも愛されずに悩んでいる人が多いのか?
結果として、とてもシンプルな結論にたどり着きました。
川口
「愛されよう」とすると、自動的に「愛されない」道を歩んでしまうことになるのです。
一方で、実際に恋人やパートナーに本当に愛されている人がいるのも事実です。
では、愛されている人と愛されない人は一体何が違うのでしょうか?
そこに答えを持っている人なら、間違いなく愛される人でいられます。
しかしそこに自分なりの答えを持っていない人は、愛される人にはなれていないはずです。
この記事では、そんな「愛される人と愛されない人は何が違うのか?」を解明していきたいと思います。
このページの目次
川口
最初に、「愛されるようとすると愛されなくなる」仕組みについて解説しましょう。
「愛」とは極めて能動的なものです。
ですから、愛”される”という受動的な考え方がそもそも成り立たないものなのです。
愛を僕なりに定義すると
だと思っています。
特に2番の「見返りを求めない」という部分がポイントです。
あなたも「見返りを求めてこその愛だ!」とは思っていないですよね?
川口
つまり「向こうから返って来る」ことを期待して、愛"され"ようとすること自体が間違っているのです。
愛情は常に一方通行です。
「愛し合っている二人」は、お互いに一方通行の愛情が注がれているだけであり、決して愛情をGive&Takeしているわけではないのです。
例えば「愛され女子の行動5つ」と紹介されたリストをあなたが見たとしましょう。
これらの行動を実践しようと思うとき、あなたは「愛されるために」その行動を取ることになりますよね?
ということは、心の中では「愛して欲しい」というリクエストを他人に出すことになります。
川口
愛は自発的にギフトするものなのに、それを誰かに「リクエスト」されたらどう思うでしょうか?
それが恋人であっても家族であっても、決して心地よいものではないですよね。
これらの特徴は確かに「周囲の人から愛されている人たちの共通点」ではあります。
しかし本人たちは別に「愛されようとして」そうしているわけではないのです。
愛の本質が能動的なものである限り、愛されるという受動的な態度をとっていては、結局愛されるような状態にはならないのです。
では、「それでも愛されたいんです!」と願う人はどうしたら良いのでしょうか?
答えは簡単です。自ら「愛する」人になればいいのです。
世の中には「返報性の原理」というものがあります。
情けは人の為ならず、因果応報、良くも悪くも、自分がした行動は巡り巡って全て自分の元に戻ってきます。
つまり、愛情を振りまいている人に、愛はその何倍にもなって返ってくるのです。
ですから「愛されたい」と願っている人ほど、自らが進んで人のこと愛さなくてはならないのです。
結果として愛される人と、愛されない人には以下のような違いがあります。
愛は恋の延長上にはなく、恋と愛は全く違うルールで動いています。
恋のルールで生きている人は、いつまでも経っても愛のルールで生きられず、愛されることもありません。
川口
恋の延長に愛がないのがわかりますか?
愛される人間になるためには、最初から愛のルールで生きなくてはなりません、
外見でも性格でも愛嬌でもなく、「どちらの世界に生きているか」で決まってしまうのです。
あなたが本当にパートナーから愛されることを望むなら、自己中心的で受け身な恋の世界から抜け出し、相手中心の主体的な愛の世界に生きることを決めなくてはいけません。
です。
人を愛するということ、人から愛されるということ、何れにしてもそれ相応の覚悟が必要なのです。
あなたは本当に彼から「愛される」覚悟を持っていますか?
その覚悟が腹に決まった時、人は初めて愛されるにふさわしい人になり得る。僕はそう思います。
少女漫画やファッション誌、テレビや恋愛コラムなど、メディアは「愛され女子なろう」と煽ってきます。
しかしその言葉を間に受けてはいけません。愛されようと思った瞬間に、もう愛されない現実がスタートしているのです。
人は誰かに「愛される」ために生きているわけではありません。
唯一、愛されるべき人がいるとしたらそれは彼氏でもなく親でもなく、自分です。
幸せになるためには、自分からは愛されている必要があります。
ですからこれからは「愛され女子」という言葉を見つけたら、(自分に)というかっこをつけて聞くようにしてください。
メイクもファッションも、誰かに愛されるために取り入れるのではなく、自分が自分のことを「可愛い!好き!」と思え、愛おしく感じられる存在になるために取り入れるのです。
「愛され女子」なんて目指さずに、自分が率先して自分のこと、他人のことを愛する、「愛する女子」を目指しましょう。
そうすれば、結果的にどうしたって「愛され女子」になってしまうのですから。
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