婚活の成否を分ける【素直さ】とは?幸福になる考え方と不幸になる考え方の違い

記事更新日: 2023/11/30

ライター: 川口 美樹

この記事を書いた人

川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演

マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ

今回ご紹介したいのは、送られた相談に対して、僕からの回答がかなり辛辣であったにもかかわらず、それをきちんと受け止めてくださった方の事例です。

どうしてわざわざそれを事例として紹介するかというと、「そういうとこやぞ」と指摘されて、「そっか私にも悪いところがあるのかもしれないな」と思える人が

川口

マジで少ない

からです。

しかし今回の相談者さんは、辛辣な意見に対してもグッとこらえて、「バッサリと切り捨てていただいて、ありがとうございました」と御礼を送ってくださいました。

しかも無料で良いところを、課金して御礼をくださっているので、本当にそう思っていることが伺えました。

僕は、この回答を見て

川口

この素直さがあれば、すぐに成婚できるだろうな、と思いました。

この後の本文で、その相談内容と、辛辣な回答をご紹介するので、自分がもし相談する立場だったら同じように受け止められるだろうか?という視点で読んでみてください。

ご相談内容:職場の陰口女に腹が立つ

川口さん、こんにちは。

私は30代の独身♀です。傘と申します。

婚活をしていますが、どうしても人の言う事などを気にしてしまう性格で切り替えが上手く行きません。

 

私の職場には♀の先輩がたくさんいます。私含め数人を除いて皆、既婚でお子さんがいる人が多いです。

そのうち1人の先輩が恋愛主義で家庭を早く持ちたいという願望の元、20代前半で結婚し子供にも恵まれています。

しかし私や他の未婚の人に対して

  • 「結婚はしないのか」
  • 「子供は産みたくないのか」
  • 「恋愛はしたくないのか」
  • 「早くセックスをしたくないのか?」

など、どう考えても余計な世話だということを言ってくるし、口を開けば職場の人間の悪口や過干渉なことを話してくる人でした。(〇〇さん、早く子供作らないのかなあ、結婚してない人は人間性が異常、といったことなど)

 

「自分には趣味がないから傘が羨ましい」と言う時もありました。

愚痴が多くてうんざりすると指摘すれば、「でもそれぐらいしか話すこと無くない?」という考え方ですし、何より指摘すると怒る人です。

気に入らない職場の人間の愚痴を語るためにLINEでグループを作ったりもしていました。

 

私からすると、その先輩のように他人への過干渉や愚痴ばかりいう人よりも、独身でも自分のやりたいことをして自己完結している人のが不愉快にさせることが少ないのにと思ってしまいます。(私も趣味を大事にするタイプですが)

長年一緒にやってきたし、かわいがってくれたこともありましたが、積み重ねてきたものがこじれて喧嘩になり現在は絶縁状態です。

 

仕事で関わることは少ないですが、LINEのグループのメンバーには私の陰口を言ったりしているのだろうと考えてしまいます。(大体陰口言う人はどこにいっても陰口を言うので)

散々〇〇さんの陰口を言っていたのに、〇〇さんには他の人の陰口を言ったりと、私的に「結婚して子供がいても、こういうことするんだ」と引いているし、絶縁しているのに時々思い出しては腹が立ってきてしまいます。

 

上手く切り替えるコツなどありましたらアドバイスいただけると幸いです。

川口

…これを読んだあなたは、相談者さんにどのような印象を持たれたでしょうか?

川口の回答:自分の性格が悪いことに気付いてますか?

川口

この相談に対して僕は、以下のような回答しました。

川口

いや〜、自分で読み返してみても、かなり辛辣ですね。

 

「あなたも、性格悪いですよ」って言ってますからね。

川口

それに対しての、相談者さんの返答がこちら。

相談者さんのお返事:バッサリと切り捨てていただいてありがとうございました

先日マシュマロを送らせていただきました、傘です。

返信、ありがとうございました。

 

川口さんの返信で

「やっていることは相手と同じかもしれない」と思いました。

不満や愚痴を吐き出すものではない、というのはこういう事なのですね。

1番なりたくない人物像になっていました。

バッサリと切り捨てていただいてありがとうございました。

 

分析もしてくださってありがとうございました。

ツリーを2回ほど読みましたが、正直読み返すのもキツかったです。

陰湿な部分も持ち合わせている自覚はありましたが、他者からの視点で言っていただいた事と、近日アポが入りそうなのでその前で良かったです。

 

私は自分なりの幸せで人生を過ごしたいです。

いつまでも引きずられていては、また思い出しムカつきなどをして負のループになるのでしょうから、少しでもプラスのことに目を向けようと思います。

先程のお礼を付け忘れておりました。失礼致しました。

相談者さんの素直なところを解説してみる

「やっていることは相手と同じかもしれない」

傘さんのどこが性格が悪いかというと、<相談内容がその陰口女への陰口になっているところ>です。

類は友を呼ぶ。ご自身の性格が陰口女を引き寄せてる事に気づいて下さい。

この回答に対して、「そうか、私はあの女と同じ穴の狢(むじな)なのか」と思えるのは、相当すごいことです。

相談内容を読めばわかるように、相談者さんは職場の陰口女を相当嫌っていることがわかります。

その女と同じですよ、と言われて「私は私のなりたくない人物になるところだった」と自省できる素直さは本当にすごいです。

「正直読み返すのもキツかった」

酷い女ですね、って共感してもらいたいんですよね?

「陰口じゃない!私は本人に直接伝えてます!」

なるほど、ではこの内容をそっくりそのまま伝えてはどうですか?

川口

我ながら嫌な言い方しますよね〜(笑)

この嫌味を「ウッセーバカ!お前に何がわかるんだ!」と突き返さずに、2回目を読めるのがすごいですよね。

さらに「近日アポが入りそうなので、その前に自分の陰湿な部分を自覚できてよかった」とポジティブに解釈できていること、も素晴らしいです。

「自分なりの幸せで人生を過ごしたい」

いつまでも引きずられていては、また思い出しムカつきなどをして負のループになるのでしょうから、少しでもプラスのことに目を向けようと思います。

加えて、これまでの自分を反省するだけでなく、今後の自分を変えていく方向に意識が向いていることです。

普通これだけボロカスに言われたら、受け止められたとしても、なかなかそれをすぐに活かそうとは思えません。

しかし相談者さんは、それを即座に自分ごとにして、思考を改めて未来に活かそうとしています。

こういうPDCAの速さ(早さ)は、人生を好転させるためには必要不可欠です。

あえてキツイ言い方をした理由

今回の相談に関しては、こんなキツイ言い方をしているにもかかわらず、肯定的に反応をしてくださる方がいらっしゃいました。

それは、僕が恋愛相談に乗る時に、

  • 幸福になる考え方を応援し
  • 不幸になる考え方をディスる

という方針を持っているからだと思います。

今回の相談者さんの相談はまさに、この「不幸になる考え方」そのものでした。

▼不幸になる考え方の一例
  • 自分がうまくいかないことを誰かのせい・何かのせいにする
  • 愚痴・不平不満が多く、自分を変える行動をしない

不幸になる考え方を続けている限りは、幸せにはなれません。

僕が相談を受けるからには、できる限り「幸福になる考え方」を提供したいと考えています。

しかし、それには荒療治が必要な時があります。

ある種のショックを与えないと、自分が「不幸になる考え方」をしていることに気づかないのです。

だからこそ今回は、意図的に煽るような言い方をしました。

きっと相談者さんも、その辺りの意図を感じてくださったのではないかと思います。

川口

こういう回答者と相談者の阿吽の呼吸がある相談こそ、僕が作りたい相談なんです。

こういう、本質的な相談がたくさんLoveBookにアーカイブされていくと、読者さんにとって真に有益なコンテンツになるだろうなと思っています。

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