記事更新日: 2023/12/16
川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。（プロフィールページ）
はじめまして、けんじと申します。
先日、3年間片想いしていた職場の先輩に告白しました。
3年間の間、何度か食事に行ったり、誕生日プレゼントを贈りあう仲ではあったのですが、
中々告白する勇気がないまま過ごしていました。
9月頃に久々に食事に行って告白をしました。
その場では、少し時間が欲しいとの事でお返事を待っていたのですが、中々お返事がいただけずに
12月になったので、一度こちらから連絡をして食事に行き、お返事をいただきました。
結果は、1年くらい前からお付き合いされている方がいるとのことで降られてしまいました。
お相手の方も、同じ職場で仕事をする先輩と同い年の方で私や先輩の会社の取引先の方になります。
そのお相手の方はあまり評判のいい方ではなく、仕事中には後輩や私達取引先のような立場の低い者には怒鳴り散らしたり、
上司には頭を下げ続けるというようなタイプで、実家が大金持ちという事を普段からアピールしているような方です。
正直、振られた事よりもなぜあんな奴と付き合っているのだろう。。。と思ってしまいます。
振られた日から約1週間の間、ほぼ毎日先輩からLINEが来ます。
他愛ない話もしつつ、最初の方は先輩には、彼氏がいるのであればキッパリ諦めます、でも、今でもこれからも変わらず好きです。
と伝えたところ、もしも彼氏がいるのがそもそも嘘だったらどうする？と言われました
聞かれたタイミングでは、そんなー、どっちが本当なんですか！
さあ、どっちでしょう、なんてやり取りをしていたのですが、先輩の発言にモヤモヤしています。
仮に彼氏がいるのが噓だった場合は嘘をついてまで断りたかったのか、
その場合は敢えて嘘だったらどうする？なんて言わないよなとか。
彼氏がいるのが本当だとしても彼氏とうまくいってなかったりして、
私に可能性を持たせるためにこんな発言をしたのか。
今でも先輩の事が好きで諦められません。
何かあった時に先輩や相手の男性から嫌われたり、仕事がし辛くなる可能性も承知の上で諦めない覚悟はしています。
この場合、今後先輩とはどのように接していけば良いでしょうか？
今の衝動に任せて行動すると確実にうまくかないだろうとは思っているため、アドバイスいただけると助かります。
よろしくお願いします。
川口
これまた厄介な相手を好きになりましたね汗
魔性の女か、はたまたモラハラ彼氏に囚われたお姫様か。
この文章の情報からだけで判断する、という前提ではありますが、僕は「可能性はあると考えます。
がしかし、同時に別の人を好きになることを視野に入れてみてもらいたい、という想いもあります。
それぞれの理由について述べていきます。
このページの目次
まず「可能性がある」と考える根拠についてです。
「1年前から恋人がいた」のに、「食事に行ったり、誕生日プレゼントを贈りあったり」する仲になる男性がもう一人いるという事実があるとしたときに、
これがもしただの「キープ君」なら、誕生日プレゼントまで贈るかな？というのが根拠その1です。
「少し時間が欲しい」と告白を保留しにしたことと、振ったあとも毎日LINEのやりとりをしていること。
同じような理由で、これまた好意がなければしない言動だと思うので、「可能性はある」と考えます。
川口
ただ気になるのは、「どっちだと思う？」という超絶ウルトラ面倒くさいセリフですね‥
最大限に好意的に解釈すれば、「私からは彼氏と別れられないから、あなたに奪って欲しい」といっているように聞こえなくもないです。
ただ、けんじさんの「好き」を否定したいわけじゃないんですけど、こういう「試すような駆け引きする女」と付き合っていいことってあんまりないんですよね。
仮に先輩が、その怒鳴り彼氏に何かしらの弱みを握られている囚われの身だとして。
つまり
っていうドラマみたいな構図が成り立ったとしてですよ？
川口
いや、ゆうてお前、彼氏いるのに別の男とお忍びで会ってたんか？
って話になりませんかね？
なんか困ってる割には切迫感がないんですよね。余裕しゃくしゃくというか。
『じゃ、本当に彼氏はいなくて、けんじさんを諦めさせるための嘘をついたのか？』ということも考えられますが、その後の言動との整合性がつかないので、これは可能性としては考えにくい。
となると
という一番最悪なケースも考慮せずにはいられません。
そんな人間がいるとは思いたくありませんが、最悪を想定することは悪いことじゃありませんよ。
「別の人を好きになることを視野に」と言ったのはこのためです。
けんじさんは3年間も想いを寄せていたのですから、その先輩のことを「好意的な目線」でしか見られなくなっているはずです。
だから、一旦目線を逸らして、客観的な目線を取り戻して、改めて先輩を捉え直してみてほしいんです。
なんとなくですが、この相談内容からは、僕に「可能性があるんじゃないですかね！」と言ってもらいたくて、自分にとって不都合な事実を隠しているような匂いを感じています。
よ〜く思い出してみてください。
そして、先輩がけんじさんにガッツリ脈ありだったとしても、けんじさんが別の女性に行くのは効果的です。
いままで懐いていた相手が、急に別の人の恋人になる可能性が出てきた。
悪魔なら「ちっ潮時か」と思うし、天使なら「やべぇ、余裕ぶっこいてる場合じゃなかった」と本気になるはずです。
川口
けんじさんも「駆け引き」し返してみたらどうでしょうか？
この提案はにわかには受け入れがたいと思います。
なぜって3年間がありますからね。
可能性があるなら3年間の想いを遂げたい、そう思うのも無理はありません。
そんなけんじさんには、ぜひこの記事を読んでみて欲しいです。
"別れとはすなわち、関係の終りであると同時に、新しい誰かとの関係性の始まりでもあるのです。"
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