川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
あなたは「束縛」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
「絶対にされたくないし、したくない」!と思う人もいれば、「束縛されていた方が嬉しい」と答えるひともいます。
後者にその理由を聞くと
という意見をいただきます。
なるほど、確かにそれも一理あるように聞こえます。
相手を好きになる程、相手を束縛したくなる人なら、「自分がそうだから」余計にそう感じることでしょう。
しかし僕は、『束縛は中朝的な信頼関係には不向きである』だと考えています。
川口
なぜなら、束縛は愛情の裏返しではないからです。
相手のことを「本当に心の底から愛しているなら」束縛したくなるなんてことはありません。
逆を言えば、相手を束縛したくなるのは、相手のことを信用しておらず、心の底から愛してないからです。
どうしてそう言えるのか?
束縛をしたくなる(されたくなる)人の抱える心の闇について解説しながら紐解いていきます。
このページの目次
「束縛したい」という気持ちの裏側には、「自分を見捨てないで欲しい」という恐怖や不安があります。
それは、「恋人がいる=誰かに好かれている」という事実を承認欲求のよりどころにしているために生まれてくる感情です。
ですから、「振られる、浮気される」と誰にも必要とされなくなってしまうので、相手の好意を自分に固定しようとします。
これが束縛をする理由です。
仮に彼氏が「俺以外の男と楽しそうに話すな」と言ってきたり、彼女が「他の女性がいる飲み会には行かないで欲しい」と言ってきたりしたら要注意です。
「嫉妬してるの?」なんて喜んでいる場合ではありません。
恋人がそう言うのは、
という極めて自己中心的な動機からなのです。
決して「あなたが好きだから」ではないのです。
同様に「恋人から束縛されると嬉しく感じる」のも、束縛する側と全く同じ恐怖と不安を抱いています。
という気持ちを「束縛というわかりやすい行為」によって満たそうとしているわけです。
裏を返せば、それくらいわかりやすい行為ではないと、相手からの好意を感じ取れないということでもあります。
川口
非常に心が脆く、不安定な状態だと言えますね。
それでお互いハッピーなら、それでいいじゃないかと思うかもしれません。
確かに、それで一時的にはバランスが保たれることはあります。
川口
しかし絶対に長続きしません。
束縛したりされたりしているカップルが、結婚して50年以上ずっと良好な寒気を維持している、なんて事例を僕はみたことがありません。
なぜなら、束縛をするということは、相手のことを全く信用していないということとイコールだからです。
相手のことを120%信用していれば
一切不安になることはありません。
相手の交友関係には絶対口を出さないですし、LINEの返信を求めることもありません。
そうでないということはすなわち、信用していないということに他なりません・
そう考えると「信用されていないのに嬉しい」と感じてしまうのはかなり心の闇が深いと言えるでしょう。
とはいえ、「全く何も干渉されないのも、興味がないみたいでそれはそれで不安になる」という人もいるでしょう。
川口
淡白な人は、嫉妬深く束縛する人よりもよっぽど相手のことを大切にしているのです。
淡白な人が淡白なのは、あなたに興味がないから、ではありません。
淡白な人は、その裏で
そんな思いを抱えているのです。
川口
「あなたの好意で私の承認欲求を埋めてください」と思っている人よりも愛情深いのは、火を見るよりも明らかですよね。
もし、あなたが恋人の愛情を感じつつも、その淡白さに寂しさを感じたなら、それは言葉にして伝えるべきです。
とできるだけ明確なリクエストを出してあげてください。
あなたを大切にしている人なら、「自分の思い違いで寂しい思いをさせてしまっていた」とわかればすぐに修正してくれます。
そういった本音の話し合いができるということは、それこそ信用しあっている証拠です。
これは「束縛は愛情の裏返し」だと信じてやまない人にとっては、とても受け入れにくい意見に聞こえるでしょう。
もちろん僕のいうことが恋愛の全てだとは思わないですし、束縛し合う恋愛の形を否定するつもりはありません。
ただ、それでも「どうして束縛し合う関係が長続きしないのか?」には興味を持ってもらいたいと思います。
それが確実にあなたの幸せにつながると信じるからです。
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