【恋愛相談】怒っていることがうまく伝わらず舐められやすい

記事更新日: 2023/12/16

ライター: 川口 美樹

この記事を書いた人

川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演

マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ

▼【相談内容】怒っていることがうまく伝わらず舐められやすいです

いつもお世話になっております。牛乳と申します。

  • 怒っていることが相手に伝わらない
  • 怒るべきことなのか考えて相手に非があると判断してから怒るため瞬発力がない

のでどうすれば治るのか教えていただきたいです。

恋愛相談とは違うかもしれないのですが、恋愛がうまくいかない理由の一つであるので相談させていただきました。

 

深く関わった人からは「意外とはっきりしてる」と言われるのですが、それ以外の人からは「いつもニコニコしてるね」「真面目だね」と言われることが多いので舐められやすいと言う自覚はあります。

自分としては人として最低限のマナーを守っている、自分の周りの雰囲気はよくしていたい、という思いがあるため今の自分を曲げたくはありません。

 

しかし、普段温和に振る舞っているが故に、嫌なことを嫌だと伝えたときに

  • 「それくらいいいじゃん」と言う人
  • 私に怒られたことに拍子抜けしていじけてしまう人
  • 冷静に伝えているため怒っていることに気づかない人

が多いです。

結果、この人と話しても無駄だ!と思い一方的に距離を置く、縁を切るなどしてしまいます。

 

友人たちが他人と(主に彼氏などに)ちゃんと怒って喧嘩をし、仲直りをしているのを見てどうしたらそのようにできるのだろう…と疑問です。

また、これは怒ってはいいのだろうか?私にも非がないだろうか?と考えてしまうので後になってからやっぱり自分は悪くないし相手に非があると気づくまで時間がかかってしまいます。

 

結果として周りには優しい人しかおらず、友人には恵まれている状況なのですが、喧嘩をして価値観をすり合わせるということが私にはできません。

恋愛をする上ではあまり良くないんだろうな…と思うので、改善方法があれば教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

川口

なにか色々と誤解しているような気がしますが、信頼関係構築において衝突は必要ですが、喧嘩は不要ですよ?

「喧嘩をすれば仲良くなる」は大きな誤解

「意見の否定」と「人格の否定」は混ぜるな危険

昔から「喧嘩をするほど仲がいい」なんていいますが、現代は「喧嘩をするほど仲も悪い」ことが圧倒的に多いです。

ことカップル間においては「仲の良い二人ほど、全然喧嘩しない」傾向にあります。

みなさん穏やかで平穏な日々を過ごされています。

すぐに喧嘩になってしまう人は、「意見の否定」と「人格の否定」を分けて考えることができません。

意見を否定されると、人格ごと否定された気になって、キーッ!と感情的になってしまう。

だから「議論」にならず、あらぬ方向に話がどんどん展開していき、不平不満のぶつけ合いになります。

喧嘩しなくても仲良しのカップルは何が違うのか?

喧嘩してもすぐに仲直りできるカップルは、意見の衝突がすぐに「嫌い」という感情に結びつかないカップルだと言えるでしょう。

とはいえ、すぐに仲直りしても喧嘩を繰り返しているようならただのバカップルです。

「衝突」は繰り返せば、必ず角が取れて丸くなっていくものだからです。

もちろん、一切の喧嘩がなく、ずっと仲良しのカップルもいます。

それはすでに両者、あるいはどちらかの人格が磨かれていて、仮に角がたっても、人格という器で、その角をなかったことにできるようになっているからです。

そういうカップルは「喧嘩なんかする前に話し合いが終わっている」んですよね。

「じっくり考えて伝えること」の弊害

続いて「怒り」について。

牛乳さんがいま問題だなと感じている部分は、「怒れないこと」が原因ではなく、自分の素の部分と、相手から見えている自分の間に解離があることが原因で起こっています。

川口

人からの視線や世間体を気にするあまり、自分の主張を述べられないなんてことはないでしょうか。

あるいは、「じっくり考えてから相手に冷静になって伝える」ことがその誤解を生んでいる可能性も大いにあります。

Aさん「牛乳さんって〇〇ですよね!」

牛乳さん「あ、はい…え?」(…え〜と、今のは怒って良いやつか?)

のタイムラグが問題です。

この間に、相手は別の話題にどんどん進んでしまいます。

その時はスルーされているので、相手は自分のコミュニケーションに問題があると気づけません。

Aさん「牛乳さんって〇〇ですよね!」

牛乳さん「は?ちょっとまって、いまのどういうこと?」

ぐらいのスピード感がないと、相手には牛乳さんの怒りは伝わらないんですね。

舐められるのは「怒れないから」ではない!

違和感を感じたらすぐに口に出す癖をつけよう

相手に非がある思えば怒る、なければ怒らないという意思決定の基準は一見ごもっともです。

しかし、「怒り」は即時性がないとあんまり機能しないですし、後から持ち出さされても今更感が強いです。

川口

ですから今後は「違和感を覚えたら異を唱える」ことを基準にしてみてはどうでしょう?

「非があるかないか?」ではなく、「おかしくないか?」と思ったら、「おかしくない?」ということ。

(あれ、今の言い方はちょっとないんじゃない?)と思ったら、「今の言い方はちょっとないんじゃない?」と口に出すことです。

怒りを表に出さないから(あるいは出してもキャラ的に伝わらないから)舐められるんだ、と思っている人は結構多いのですが、それは誤解です。

しかるべきその瞬間での違和感を口にせずに、その場を平和的にやりすごしてしまうから舐められるんですね。

怒れないのが理由ではありません。

川口

なおその姿勢と、普段温厚な牛乳さんは両立しますよ。

違和感をきちんと伝えられる人と付き合うのも大事

「思ったことを口に出すのが必ずしも良い結果になるとは限らない」という反論もあると思います。

それはその場の人間が「意見の否定」と「人格の否定」を切り分けられるかどうかに依存します。

自分が、この2つを切り分けられる人とだけ付き合えば大した問題はおきません。

そういう環境ではむしろ「思ったことを口に出さないこと」の方がマイナスに働きます。

なので、

>この人と話しても無駄だ!と思い一方的に距離を置く、縁を切る

必要もなくなりますね。

牛乳さんの普段接している人のレベルをあげることで解決する問題でもある、ということを知っておくと良いでしょう。

最後に

僕は「怒り」は、決してゼロにはできないものの、できるだけ生まれない方がいい感情だと思っています。

それは他人への期待への現れであり、幸福感と逆行する指標だからです。

「怒り」が出てきたら、素直さと謙虚さが足りないんだなぁといつも反省するようにしています。

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