さくら泥沼不倫の経験をもつ心理カウンセラー
人生のどん底を経験したからこそ伝えられる真実・男女関係のリアルを、経験者・専門家の視点から語ります。
不倫は、一度ハマると抜け出せないアリ地獄のようなもの。
彼と青空の下歩けなくたって、腹をわって二人の将来を話すことができなくなって、周りの人が自分の周りからいなくなったって
『彼さえいれば他はなにもいらない』
そう思ってしまいます。
私自身不倫の経験がありますが、慰謝料におびえながらも、理解してもらえない関係性に苦しみながらも、決して彼と会うことを止められませんでした。
今思えば到底理解できないようなリスクを負ってデートに行っていましたし、その頃は「私は悪くない!」と信じて疑いませんでした。
そして、私と同じように『異常な心理に陥ってしまい、不倫で人生を狂わせた女性』は世の中にたくさん存在します。
相手女性が今回の一連の不貞行為で、支払った(支払う予定)金額。
— HANA@○○○ (@datenshi_87)December 27, 2021
示談金+弁護士費用(交渉)+弁護士費用(訴訟)+違約金
(弁護士費用は8.8㌫で計算)pic.twitter.com/95trz0Wrlo
こんなことが、現実にあり得るんですよね。。
でもきっと、この不倫相手側の女性も、最初からこんな異常な心理だったワケではないはずなんです。
さくら
なぜ人は、人生を狂わすリスクがあるとわかっていながらも、不倫相手に対して異常な執着心を持ってしまうのか?
なぜ、数百万円を支払うリスクをおってまで、不倫をやめられないのか?
さくら
その理由は不倫依存にありました。
承認欲求を満たすための恋愛、感覚を麻痺さてゆく異常な関係性、ドーパミンによる興奮状態…。
これらの要因が絡みに絡み合った結果、人は不倫から抜け出せなくなるのです。
さくら
この記事では、不倫経験者と心理カウンセラーの視点から、不倫依存の恐怖を説明していきます。
このページの目次
さくら
不倫をやめられない理由の1つは『脳内麻薬』にあります。
脳内麻薬とは、幸せやドキドキを感じる“快楽ホルモン”のことです。
エンドルフィンやドーパミン等を総称して脳内麻薬といいます。
恋愛初期は、脳内が快楽ホルモンで溢れかえり、高揚感や多幸感でいっぱいになります。
この脳内麻薬は、不倫をしていると大量分泌されやすいんです。
何故なら人の脳は不安や障害を感じると脳内麻薬を大量に分泌するから。
さくら
不倫中は、常に危険と隣り合わせ。
多くの不安と障害が付きまといます。
▼不倫中に生じる不安と障害
これらの障害を感じるたびに、ドーパミンの分泌量は増していきます。
時間がたつと脳内の脳内麻薬は減少していきますが、不倫行為で一時的な快楽を得られた脳は、再びドーパミンを欲します。
脳内麻薬の乱高下を繰り返すうちに、脳はさらなる快楽を欲していき、最終的には
「彼のことを思うと何も手につかない!」
「他人の家庭をブチ壊しても構わない!」
といった気持ちになってしまうのです。
いわば不倫を燃え上がらせている正体は、脳内麻薬への依存。
つまるところ
『不倫相手と会うことで、脳内麻薬で気持ちよくなりたい!!』
という状態なんです。
あなたが彼と会っていない時間が辛いと感じた時は
「体が脳内麻薬を欲しているんだな」
ということを思い出してくださいね。
さくら
不倫依存を抜け出すためには『快楽に依存する自分を自覚すること』が大切です。
さくら
不倫依存に大きく影響する人間心理は、以下の4つです。
サンクコスト効果とは
既に費やしてしまった費用を惜しんで、合理的な判断ができなくなること
を指します。
時間やお金・労力などがこれに当てはまります。
さくら
このサンクコスト効果は、日常的に作用しています。
▼日常でみられるサンクコスト効果
さくら
サンクコストは、正常な判断をできなくさせます。
更にやっかいな事に、人はサンクコストを支払えば支払うほど、その対象に対して執着や依存をしてしまうようになります。
さくら
費やしたコスト(時間や費用)が大きい分、抜け出すことが難しいことは容易に想像がつくでしょう。
不倫関係においても、サンクコスト効果は生じます。
▼不倫中に起きるサンクコスト効果
といった心境におちいってしまい、不倫相手を手放せなくなるのです。
しかし、彼との時間を手放すことをもったいなく感じるのはサンクコスト効果によるもの。
不倫に費やしてきた時間をもったいなく感じて抜け出せないようなら
この2つを意識するようにしましょう。
彼と過ごした時間にばかりとらわれていると、本当に大切なものを失います。
さくら
『あなたが幸せになるために、彼は本当に必要なのか』
ここをもう一度考えてみましょう。
人は得したい気持ちより損したくない気持ちの方が強く、損失を避けようとする習性をもっています。
この人間心理を損失回避性とよびます。
ある実験では、10万円得る喜びの感情と10万円損する悲しみを比較した場合、失った悲しみの方が2.5倍大きく感じられたそうです。
さくら
人は本質的に「損することを避けたい」と強く思っているんですね。
この損失回避性は、不倫関係にも大きく影響します。
▼不倫中に起きる損失回避性
不倫男性との関係を断ち切ることを惜しく思う場合は
不合理な本能によって、自分は不幸に止まり続けてしまっている
ことを自覚するようにしましょう。
自分が所有しているものに高い価値を感じて、手放したくなくなる心理を保有効果といいます。
人は、自分の所有物や環境を手放すことに、強い抵抗を感じます。
▼日常でみられるサンクコスト効果
また、自分のものは他人も同様に価値を感じていると思い込んでしまうのも、保有効果が原因です。
不倫中において保有効果は、彼に対する評価を歪ませる原因になります。
▼不倫中に起きる保有効果
などのかたよった印象をもってしまった結果、不倫相手を過大評価してしまいます。
さくら
なんともなかった男が、付き合った途端に魅力的に見えてしまうのもこのせいです。
認知的不協和とは『感情に行動が矛盾した際に、自分の認識や気持ちをねじ曲げてしまうこと』です。
感情と現実のつじつまがあわない時に、無意識のうちに感情を書き換えることで、自分のとった行動を正当化してしまいます。
さくら
セフレに本気になる女性の多くは、認知的不協和が原因であることが多いです。
▼セフレに本気になってしまう女性の認知的不協和
さくら
「好きだから〜している」と思っていたとしても、実際は『〜をしているから好き』となっているんです。
あなたの周りに、大してかっこよくもないのにセフレを作るのが上手な男性はいませんか?
ナンパが得意な私の友人は、ナンパした女性をなかなか強引にホテルに連れ込んで、なんとしてでもセックスに持ち込むそうです。
しぶしぶついてきた女性でも、一度セックスをしてした途端に好意的になり、その後立場が逆転する事もあるといいます。
さくら
彼らは知ってか知らずか、認知的不協和を利用してセフレを作っているんですね。
さて、この認知的不協和ですが、不倫関係においても起こる現象です。
▼不倫にハマってしまう女性の認知的不協和
『ダメだと分かっているのに関係を持ってしまった理性のない自分』を認識しないように、相手が好きだと思い込むワケです。
不倫相談にのっていると、普段まじめな人や不倫と縁遠そうな人こそ、ハマって抜け出せなくなる事が多いです。
『ダメな事・不毛な事だとわかっていながら不倫をやめられない…』
さくら
感情と現実の矛盾が大きなストレスとなり、認知を歪めてしまっているんですね。
雰囲気に流されて既婚者とデートやエッチをしてしまった場合は
後から湧いてくる恋心(のようなもの)に対して、『これは認知的不協和なんだ』と受け止めることが大切です。
さくら
不倫がやめられない原因は、脳内麻薬と人間心理からくる「依存」にあります。
不倫恋愛のほとんどが、悲しい結末を迎えています。
心のどこかで不幸になると分かっていても、不倫をやめられないのです。
危険をかえりみずに付き合い続けてしまうのです。
しかし、それらは愛しているからではありません。
アルコールやパチンコ・タバコ・麻薬への依存と同じように、たまたま依存したのが不倫だった。
ただそれだけです。
さくら
頭ではわかっていても心が追いつかないようであれば、この記事を何度も読み返すことおすすめします。
その時の状況や心理状態によって、この記事でお伝えしたことの理解度や見え方も変わってくるものです。
認識の歪みがだんだんと外れていく、いかに異常な関係性かを認識できることでしょう。
はたまた、あなたが決死の覚悟で白黒つけようとすることで、彼は必要に迫られてあなたを選ぶかもしれません。
さくら
いずれにせよ、あなたが現状から一歩前進できることを祈っています。
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