【恋愛相談】どんなに努力をしても自分の顔が好きになれません

記事更新日: 2023/08/16

ライター: 川口 美樹

この記事を書いた人

川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演

マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ

▼今回の相談の「学び」ポイント
  • 「自分の顔を好きになれない」ときの解決策
  • 「可愛くない」という認知の歪みに気づこう
  • 「どこを見るか?」で自己評価はガラッと変わる
  • 外見は「良くする」のではなく「活かす」のが大事
▼ご相談内容「自分の顔をも彼氏の顔も好きになれない」

うまく伝えることが難しいのですが、

  • 自分の容姿、写真をとられることがあまり好きではない
  • 好きになる人、彼氏の顔が好きだった試しがない

ことが原因となっている悩みの相談です。

 

私は自分の顔が好きではありません。

一応出来る限りの努力はしており、

  • パーソナルカラーや骨格を意識したメイク、服装を研究したり
  • 10年近く前から目を大きくするために二重の癖を付けて
  • 調子の良い時は何もしなくても二重になるようにできたり

昔の自分の写真と見比べるとかなり見た目が綺麗になったという実感があります。

しかし、これからもあきらめず努力はし続けるというやる気はあるものの、やはり自分の写真を見ると辛い気持ちになります。

0点が50点になることは伸び代がすごいことは事実ですが、合格ラインは80点なので結局は不合格といった感じです。

 

また、好きになる人や彼氏の容姿のことですが、写真が欲しいと思うほど見た目を好きになったことがありません。

逆に、いつまでも見ていられるくらい好きな容姿の人でも、恋愛感情を抱くかと言われればそうでもなく、あくまでも鑑賞用といった感じで、恋愛対象になるのは性格に惚れ込んだ相手だけでした。

 

これらのことから、わたしは彼氏とのツーショットは要らないと思います。

しかし、そのことが彼氏にとってはとても不信感を覚えることなんじゃないかなと思います。

また、わたしだけの写真を撮られるのは特に、彼氏が可愛くない自分の写真を持っていて、自分の知らないところで見ているのかと思うと大変恐ろしい気持ちになります。

 

自分の見た目が可愛くないことは別に悪いことだとは思っていません。

しかし、どうしても好きにはなれないです。

そして、自分のことだけならまだしも好きな人の容姿を世界一素敵!と言ってあげられない自分がすごく嫌です(性格については言えるのですが…)。

現状は見た目のことについては触れない、ということで折り合いをつけています。

 

世の中のカップルが女優さんやモデルのような優れた容姿だとは限らないにもかかわらず、ちゃんとお互いの容姿が好きと心から思い、そう伝え合っているのを見ているとしんどい気持ちになってしまいます。

どのようにすれば皆さんのように普通にできますか?

川口

「自分の顔は可愛くない」という思い込みを捨てることですかね。

自分を好きになる必要はない

相談者さんは「自分の顔を好きになれない」ことに悩んでいますが、別に好きになる必要なんてありません。

世の中の"エセ"自己肯定感の教科書は、自分を好きになろうと言いますが、あれは自己肯定感がある人が自信をつけるためにやるべきもので、自己肯定ができない人がやるべきことではないのです。

▼自己肯定感の誤った高め方
  • 自分のことを好きになる
  • 短所を長所だと捉え直す
  • 小さな成功体験を積む
  • ポジティブな言動を心がける
  • 感謝できることを書き出す

この辺りのことは、別サイトの記事で詳しく記載していますので、そちらをご参照ください。

同様に彼氏の見た目も好きにならなくて良い

自分の見た目を好きにならなくてもいいように、恋人の見た目も好きになれなくても一向に構いません。

性格が大好きならそれでいいのではないでしょうか。

「顔は好きじゃないけど性格は大好き!」で十分だと僕は思います。

しかし、相談者さんが割り切れないのは、おそらく「見た目に対しての執拗なこだわり」があるからでしょう。

川口

それゆえに、彼氏の顔を好きになると、自分が「恋人を見た目で判断している女」になりそうで怖いのではないかと思います。

なぜそこまで見た目にこだわるのか?

川口

どうして自分がそこまで見た目にこだわるのか?

 

考えたことはありますか?

そこまで容姿にこだわるのには何か理由があるのでしょう。

▼外見コンプレックスのキッカケあるある
  • 学生時代に容姿に関することで虐められた or からかわれた
  • 用紙が原因で、ものすごく辛い失恋経験をした
  • 親からずっと「可愛くない、ブサイク」と言われ続けた
  • 「見た目で得している人」に強烈に嫉妬させれた
  • モデルさんや美容情報に憧れる反面、そうならない自分を責め続けた

など、思い当たることは何かないでしょうか?

コンプレックスの大半は「認知の歪み」が原因

こういった経験を積み重ねていくと、認知が歪みます。

どんなにきれいになっても、どんなに可愛くなっても、「可愛くない」と認識してしまう。

それが「認知の歪み」です。

もし相談者さんのお顔を拝見する機会に恵まれるなら、間違いなく「可愛いですね」という自信があります。

なぜなら経験上、見た目の研究をしている人で「可愛いくない」と認識できなかった人が一人もいないからです。

だから、僕はその努力をしている時点で「可愛い」と断言できます。

  • 相談者さんは、どれだけ見ても自分を可愛いと思えない
  • 一方で、顔を見なくても可愛いと断言できる人間がいる

川口

この差はどこから生まれてくるのでしょうか?

「どこを見るか?」で評価は180度変わる

相談者さんの中には、絶対的な100点満点の基準があり、それに満たない限りは絶対に自分を認めることができません。(そしてそれは今後一生満たされることはないでしょう)

だから余計に、「自分が気に入らないところ」にところに目がいってしまいます。

ところが、本人が「50点」だと思っているものでも、他人から見れば80点・90点に見えることはざらにあります。

コップに入った水のお話

あまりに有名な話ですが、初耳かもしれないので「コップの水」の話をしておきましょう。

今、コップに水が半分入っています。

つまり、相談者さんが「50点だ」と思っている状態です。

相談者さんは、普段このコップを、「まだ半分しか溜まっていない」と認知しているわけですね。

では、外見にコンプレックスを抱えない人は、このコップの中の水を見たときに、どのように認知すると思いますか?

川口

・・・「半分もたまってるじゃん!」だと思いましたか?

違います。

キレイな水だなぁ」です。

比較することなく、シンプルに対象を見る

『半分しか入っていない』も『半分も入っている』も、満杯の状態から見た「相対評価」です。

これでは、本当の意味で自分を肯定することはできません。

誰と比較するでも、何と比較するでもなく、シンプルに対象を「いいな」「キレイだな」と思えるかどうか

これが「他人と比較しない」生き方の本質です。

そうすると、これまで「気に入らなかった」目・鼻・口・輪郭・肌などが、ただ「どういう形・色をしている」というだけの認識に変わります。

素材をどう活かすか?に切り替えよう

あとは、その「素材」をどのように活かすか?にフォーカスしていきます。

パーソナルカラーも骨格診断も、欠点を補うためにやるものではありません。

素材を最大限に活かすために取り入れる「技術」です。

弘法筆を選ばずと言いますが、自己肯定感も素材を選びません。

どんな素材であっても、あらゆる手段を講じて活かしきる。

それこそが自分磨きであり、本当に意味の「美容」だと僕は考えます。

僕が妻に思っていること

ちなみに僕は、妻の見た目を「世界で一番素敵!」なんて思ったことは一回もないです。

そもそも妻を誰かと比較したことがないし、ただ「〇〇ちゃん」という個人を愛しているだけです。

外見は好きか?と聞かれれば好きだと言いますが、僕はただ「キレイな水だなぁ」と思っているだけです。

誰かと比較して、とか、何かの基準よりも勝って、とかではなく、ただそう思っているだけなのです。

まとめ

相談者さんは、自分のことを「可愛くない」と認知していますが、それは(少なくとも僕から見えれば)誤解です。

「水が半分しか入っていない」と認知を歪めるのではなく、「水そのもの」に目を向けましょう。

そして、どうしたら目の前の水が、もっとおいしくなるのか?だけに意識を向けましょう。

これから実践する美容法は全て、

  • 見せたくないものを隠したり
  • 足りないところを補ったり
  • 自分の描く完璧に近づけたり

するためのものではなく、自分という素材を最大化するために取り入れていきましょう。

その「キレイ」の基準は、誰かと比べてとか、何かと比較して決めるのではなく、自分が「いい」と思えればOKです。

それすらも難しい場合は、一旦、今の「過去に比べればマシ」になっている自分を思いっきり承認してください。

無意識に入っている認知の歪みは、一朝一夕に変わるものではないので、徐々にシフトしていくことが重要です。

そうやって、自分への意識が変わってくれば、恋人への意識も変わってくるはずです。

川口

焦らずにじっくりいきましょう!

【LoveBookの人気記事】

\結婚したい人必見!/
婚活完全ガイド

外部リンクアイコン 詳細をみる>>>

\彼氏・彼女が作りたい人/
恋人作り4ステップ

外部リンクアイコン 詳細をみる>>>

男女関係にまつわる悩み

外部リンクアイコン 詳細をみる>>>

オトナの恋愛事情

外部リンクアイコン 詳細をみる>>>

 

この記事に関連するラベル

結婚式場サイト一覧

ページトップへ