川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
川口
突然ですが、あなたはセックスが上手ですか?
この質問に自信を持って「はい!上手です!」と言い切れる人はあまりいないのではないでしょうか。
そもそも「セックスがうまい」の定義が難しいですよね。
では、もう一つ質問。
川口
セックスがうまそうだと期待した相手が下手だったことはありますか?
これにはほとんどの人が、「あります!」と答えるのではないでしょうか?(特に女性)
セックスの上手い下手は、相手との相性も関係してくるため、統一された尺度がありません。
とは言え、願わくば「下手なよりかは上手い人と付き合いたい」というのが、多くの人の望みではないでしょうか?
(中には、下手な方が「育て甲斐がある」という性癖をお持ちの方がいますが…)
こと男性においては、自己有用感とセックスの上手い下手が連動しているため、そのうまさをアピールするために「経験人数」でマウンティングしたがる傾向にあります。
しかし、「経験人数」を語る人間に限って大して上手くない、というのが現実というもの。
本当に上手な人に限って、大声でアピールすることなく、淡々と日々相手の快感に貢献しているものです。
ですから、「どういう人がセックスが上手いのか」の情報があまり共有されていません。
そこで、この記事では
を、川口の視点で解説してきたいと思います。
このページの目次
川口
SEXの良し悪しは飲食店に例えるとわかりやすいです。
流行りの飲食店に行って「それほどでもないな」と体験したことがないでしょうか?
行列に並んでまで行ったのに、そんなに美味しくなかったらガッカリしますよね。
そんなとき、「リピートするまではないな」と感じたはずです。
セックスが下手くそな人もこれに似ています。
いかにもセックスがうまそうな雰囲気を出しておいて、実際のセックスは大したことがなかった、という人はたくさんいます。
インスタでバズる飲食店と同じで、「物珍しさ」「見た目の派手さ」ばかりに意識が向いて、一番大事な中身の部分や、接客の部分が疎かになってしまっています。
加えて、セックスの場合は、飲食店のように「口コミ」で評価してくれる人がいません。
さらに悪いことに、「気持ちいいフリ」をしてしまうことが多いので、「喜んでもらえた」と勘違いして、中身の改善がちっとも行われません。
川口
正直、一回目は誰にでもできます。
何人新規のお客さんを集めていようが、そのお店の本質はわかりません。
何人と経験してようが、それがセックスのうまさに直結するわけではありません。
大事なのは、新規のお客さんがどれだけ満足して帰ったのか?です。
満足度が高ければ自ずとリピートにつながります。
だからこそ、セックスのうまさは「固定の相手に何回リピートされているか?」で測るべきなのです。
最近は、女性向けのSEXノウハウはものすごくたくさん増えてきました。
これは性にオープンであることが肯定的に捉えられてきたことも大きく影響していますが、それだけ相手を満足させたいと思う女性が多い、ということなのでしょう。
このように女性向けのセックスノウハウでは、コミュニケーションの重要性が強調されることが多いです。
女性のオーガズムは、その日の体調や精神的な安定度にもかなり左右されますよね。
また一口に「オーガズム」といっても、ギャンギャン騒ぐようなオーガズムを感じる人もいれば、弱くじっくり感じる人もいます。
人それぞれの体質や状況があるから、その時の安心感や精神的な満足度を高めよう、というのが主な趣旨になっています。
川口
しかし現実問題、「受け身」でいることに慣れてしまった女性には、その「しっかり伝える」ことができないという課題を抱えています。
さらに問題なのは、女性が積極的にコミュニケーションを測ろうとしているにもかかわらず、男性がそれをあまり重視していないという、男女のすれ違いです。
しかし男性向けのSEXノウハウは、いまだに陳腐なものが多いのが実情です。
とにかく女性を「イカせる」ことゴールに、様々なテクニックが紹介されています。
その中に、「優しい言葉をかけてあげて、相手を安心させてあげよう」などと書かれいることはありません。
川口
いつの時代の情報だよ、って突っ込みたくなりますよね。
川口
とにかくイカせてナンボ!みたいになっているのが非常に問題です。
なぜ男性向けのセックスノウハウがアップデートされないか、というと、情報発信者が「経験人数を売り」にしているからです。
ナンパ師
500人斬りの俺が、女を落とすテクニックを教えてやるぜ!
みたいな人が、オーガズムの科学的なロジックや、人体の構造などを一切勉強することなく、ただ己の経験のみで情報発信をしているにすぎないからです。
さらに、真面目で本当に女性が喜ぶようなセックスを実践している人ほど、また固定化されたリピーターとのやり取りの中で磨かれた技術でもあるため、自身のセックスノウハウを公開することをためらいます。
これはそれらの本質的なテクニックが、ものすごく感覚的で言語化するのが難しいからです。
川口
ちゃんとしたエビデンスに則って説明するの、かなりめんどくさいんですよね。
また、女性のオーガズムが千差万別であることを知れば知るほど、多くの人に展開できるノウハウとしては共有しにくい、という理由もあるでしょう。
このように、男女でセックスに関して教わっていることのベクトルが異なるのが、日本人のセックスリテラシーの向上を阻害してると考えます。
を心がければセックスがうまい人は増えていきますが、現実は遅々として進まないといった感じです。
女性のオーガズムは男性のそれとは違い、「メンタル」「体調」「相手への信頼感」「ホルモン」など、いろんな要素が複雑に絡み合うため、「こうすればこうなる」みたいなことが言えません。
中でも相手への信頼度や安心感が大きく影響しており、接触回数を重ねた相手でないと気持ちいいと思えない、ということがよくあります。
川口
もちろん、男性の中にも「メンタル」が大きく影響している人もいます。
その回数の中で「どうしたら相手をもっと気持ち良くできるのか?」という試行錯誤を止めない人は、男女ともにある時「あ、こういうことかな?」というコツを掴み始めます。
そのコツを掴んだ人は、それを別の人でも試してみようとするわけです。
(…きちんと別れてから試す人もいれば、その好奇心のみで浮気をしてしまう人もいるので、その辺りの倫理観は様々ですが)
結果として、異性に共通して使える「黄金パターン」を身につけます。
これが本当にSEXの上手な人です。
しかし、前述の通りそのノウハウを言語化するのが難しいため「ざっくりとした感覚的なことしか教えてくれない」のです。
これが世の中にSEXの上手な人が少ない理由だと僕は考えています。
ところで、皆さんが気になるのは、セックスが上手い人を事前に見抜く方法はあるのか?ということではないでしょうか。
男性の場合は、デートの最中からあるいはLINEのやりとりから、あなたを安心させよう、あなたにリラックスしてもらおうと気を遣える男性は、セックスが上手な傾向にあると言えます。
本当に上手な人は女性のオーガズムのために「安心感」が必要だということを知っているので、あなたにとても気を遣うしあなたを楽しませようとするのです。(そしてその逆はSEXも雑です)
川口
「デートの時点で前戯が始まっている」というやつですね。
逆を言えば、女性は本当に心から「安心してリラックスできる」相手以外に、身体を許してはならないということです。
そこを守らないとワンナイトの楽しみすらも満足に味わうことができません。
くれぐれも「集客上手な」男に気を許さないように注意してください。
女性の場合、「セックスが好きであること」と「セックスがうまいこと」が必ずしも比例しません。
特に姿勢が受け身な女性は、「己が手技を磨く」という発想に乏しいため、回数をこなしても上手にならない傾向にあります。
ですから巷でよく紹介されている
などは、あまり参考にならないことが多いです。
男性はプレイ前にある程度見抜くことができますが、女性の場合は「蓋を開けてみないとわからない」ことが多いです。
セックスがうまい人は、男女ともに共通している特徴が一個だけあります。
川口
それは「性に対する貪欲な探究心」です。
がセックスが本当に上手い人の特徴と言えます。
川口
それが結果として「リピート率」に繋がるということですね。
川口
まぁ、ここまで徹底している人は、だいたいそれを仕事にしている人なので、あんまりいないんですけどね。
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