

川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
川口
婚活を効率的に進める上で、同時進行はもはや常識。
でも、実際に複数人とやり取りを始めると、「二股をしているようで罪悪感がある」「誰を選べばいいか分からず、精神的に疲弊する」といった悩みに直面する人も多いんです。
川口
特に、真面目で誠実な方ほど、一人ひとりと真剣に向き合おうとするあまり、その板挟みで「同時進行が辛い」と感じてしまいます。
この辛さは、あなたが不誠実なのではなく、むしろ相手に対して誠実であろうとする心の表れ。
この記事では、婚活の同時進行が辛いと感じる原因や、メンタルを保ちながら効率的に進める具体的なステップを解説します。
川口
今のモヤモヤ解消し、自信を持ってパートナー選びを進めていきましょう。
このページの目次
川口
同時進行が辛いと感じる背景には、主に三つの心理的・物理的な負担が隠されています。
川口
最も多くの人が抱えるのが、この罪悪感です。
特に、日本の恋愛観では「一途であること」が美徳とされがちです。
いいい
そのため、複数人とデートを重ねる行為が、まるで「浮気」や「不誠実な行為」のように感じられ、自己嫌悪に陥ってしまいます。
しかし、婚活における同時進行は、「真剣交際」や「本交際」に進む前の「お試し期間」であり、お互いが将来のパートナーを見極めるための「正当なプロセス」です。
結婚相談所でも、仮交際期間中の同時進行はルールとして認められています 。
川口
この期間は、相手への誠実さを示すためにも、「早く一人に絞る」という目的意識を持つことが重要です。
川口
仕事やプライベートと両立しながらの婚活は、ただでさえエネルギーを消耗します。
その上、複数人とのメッセージのやり取り、デートの予定調整、そして実際のデートをこなすことは、体力的なキャパシティを大きく超えることがあります。
この疲弊が、婚活そのものへのモチベーション低下につながり、「もう同時進行は嫌だ」という感情を生み出します。
川口
複数人と会うことで、それぞれの相手の「良い点」と「欠点」が明確になります。
この比較が続くと、「完璧な相手」を求めてしまい、目の前の相手の「良いところ」が見えなくなります。
結果として、誰を選んでも「本当にこの人で良いのか?」という迷路に迷い込み、「決められない」という状態に陥ってしまうのです。
川口
同時進行が辛いと感じる一方で、婚活において同時進行が推奨されるのには明確な理由があります。
あなたの「幸せな結婚」というゴールに最短でたどり着くためのリスクヘッジと効率化につながるんです。
川口
婚活は時間との勝負。
一人の相手に絞って交際を進めた結果、数ヶ月後に破局してしまった場合、その期間は「婚活の空白期間」となってしまいます。
同時進行は、このタイムロスを防ぐための「保険」です。
川口
複数人と並行して関係を深めることで、一人がダメになったとしても、すぐに次の候補者との関係を継続できます。
とくに結婚を急ぐ人にとっては婚活の同時並行が、精神的な安定剤にもなります。
スポーツや仕事にも言える事ですが、成功するまでの時間はたくさんの失敗を経て上手になって行きますよね。
婚活でも同じで、おそらくみんながお見合い不成立や仮交際、真剣交際に進めずという経験をすると思います。
そんな経験はどんどんして良いと思いますが、どうせ失敗するなら早いうちの方が成功を迎えるのも早くなりますよね。
川口
同時進行で良いのでどんどん経験を積みましょう。
川口
頭の中で描く理想と、実際に人と会って感じる印象は大きく異なります。
同時進行で複数の異性と関わることは、自分の価値観や、結婚相手に本当に譲れない条件を客観的に見極める絶好の機会となります。
| 比較項目 | 理想(頭の中) | 現実(同時進行で気づくこと) |
| 年収 | 高ければ高いほど良い | 安定していれば、それよりも金銭感覚の一致が重要 |
| 容姿 | 好みのタイプ | 一緒にいて居心地が良いか、笑顔が素敵か |
| 会話 | 盛り上がること | 沈黙が苦にならないか、価値観が合うか |
複数人と会うことで「条件は満たしているが、一緒にいて疲れる人」と「条件は完璧ではないが、素の自分でいられる人」の違いが明確になり、「自分の本当の理想」が浮き彫りになります。
川口
自分の理想が高すぎるのでは?と思っている人はこの記事を読んでみてくださいね!

婚活中のアラサー女性ってどこまで理想を追い求めていいの?
川口
そうは言ってもなんとなく後ろめたさを感じる人は無理に同時進行する必要はないです。
次のような人は、同時進行はおすすめできません。
川口
担当の仲人やコンシェルジュからは、結婚相談所では交際を同時進行して良いんですよとか、同時進行がおすすめですなんて言われることもあります。
その時になんだか嫌だなと感じた人は、根っから交際は一人に絞るべきだと思っている人かもしれません。
とても大事な考えであるし、その気持ちを守ることも十分価値があることだと思います。
実際にお見合いから交際までを複数の人と同時進行すると、スケジュール調整、会話した内容の記憶、LINEの対応などがとても多くなります。
マメじゃないとその作業自体が大変で、複数と交際した場合は覚えておかないと必ず違和感が相手に伝わります。
川口
自信がない人はやめておきましょう。
川口
中には同時進行に前向きで、色々な人に会って自分に合う人を見つけようと意気込んでいる人もいるかも知れません。
しかし多くの時間を婚活に割けない人は本命まで中途半端になるので一人に絞ることおすすめします。
川口
同時交際をするということはデートの回数も多くなり、どうしてもデート代として出費がかさみます。
女性で奢ってもらえれば良いですが、毎回奢ってもらえるとは限りませんし電車代や衣装代なども出費になります。
お金を気にしながら同時交際するよりは、一人に時間とお金を集中することをおすすめします。
同時進行の辛さを軽減し、効率的に進めるためには、「管理」と「判断基準」を明確にすることが不可欠。
川口
キャパオーバーを防ぐため、同時進行の人数と期間を設けましょう。
キャパオーバーを防ぐため、同時進行の人数と期間を設けましょう。
| 項目 | 目安 | 理由 |
| メッセージ | 3〜5人まで | これ以上は会話内容の混同リスクが高まる |
| デート(仮交際) | 2〜3人まで | 週末の予定が埋まりすぎず、一人ひとりに集中できる限界 |
| 期間 | 3回目のデートまで | 3回会えば、相手の基本的な人柄や価値観が把握できる |
川口
3回目のデートを一つの区切りとし、その時点で「真剣交際」に進みたい相手を一人に絞ることを目標にしましょう。
川口
メッセージや会話内容の混同を防ぐために、必ず「婚活メモ」を作成しましょう。
▼記録すべき内容
川口
客観的な事実よりも自分の感情を記録するのがポイント。
このメモは、後で「決められない」と迷った時に、「誰といる時の自分が一番心地よかったか」を判断するための材料になります。
川口
比較の迷宮から抜け出すには、減点方式ではなく加点方式で相手を見ることが大切です。
川口
相手の「人としての魅力」に焦点を当てることで、条件だけでは測れない「一緒にいたい」という感情が湧き上がってくるかを確認できましょう。
川口
誰に絞るか決められない時、条件やスペックを一旦忘れ、以下の「究極の判断基準」で自問自答してみましょう。
| 究極の判断基準 | 質問 | 理由 |
| 沈黙の心地よさ | この人と二人きりで沈黙になっても、苦痛ではないか? | 無理に会話を続ける必要がない関係は、結婚後もストレスが少ない。 |
| トラブル時の想像 | 人生で最大のトラブルが起きた時、この人は隣にいてくれるか? | 困難な状況でこそ、相手の真価が問われる。頼りになるか、一緒に乗り越えられそうかを想像する。 |
| 素の自分 | この人の前で、飾らない素の自分を出せるか? | 婚活で演じ続けることは不可能。ありのままの自分を受け入れてくれる相手こそ、生涯のパートナーにふさわしい。 |
川口
同時進行に疲れたら、無理をせず「婚活休み」を取りましょう。
婚活は、自分の幸せのための活動であり、疲弊してまで続ける必要はありません。
全てのメッセージやデートを一旦ストップし、自分の好きなことや趣味に時間を使ってみてください。心がリフレッシュされ、「誰に一番会いたいか」という自分の本心が見えてくることがあります。
川口
一人に絞る決断をした後、残りの相手に誠意を持って伝えることも、同時進行を正しく進める上で非常に重要です。
川口
マッチングアプリでは、相手に直接メッセージを送る必要があります。
曖昧な表現は避け、「他の方と真剣に向き合うことになった」という事実を簡潔に伝えましょう。
「〇〇さん、これまで楽しい時間をありがとうございました。〇〇さんとお会いする中で、自分の結婚観について深く考えることができました。大変恐縮なのですが、他の方と真剣交際(本交際)に進むことになりましたので、〇〇さんとのやり取りはここで終わりにさせていただきたく思います。〇〇さんの婚活がうまくいくよう、心から応援しています。」
川口
結婚相談所の場合は、担当のカウンセラー(仲人)を通して断りの連絡を入れます。自分で直接伝える必要がないため、精神的な負担は軽減されます。
カウンセラーへの伝え方:
「〇〇さん(カウンセラー)、ありがとうございます。〇〇さん(相手)とは何度かお会いしましたが、残念ながら結婚相手として将来を共に歩むイメージを持つことができませんでした。大変申し訳ありませんが、他の方との交際を優先したく、お断りをお願いいたします。」
川口
この辛さを乗り越える鍵は、「同時進行は早く一人に絞るためのプロセスである」と割り切り、「自分のキャパシティを守りながら、客観的な判断基準を持つこと」にあります。
辛い時は立ち止まっても構いません。自分の心と体の声に耳を傾け、自分の幸せを最優先に考えた正しい進め方で、後悔のない成婚を目指しましょう。
