川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
普段、僕のTwitterには、多くの方からのお悩み相談が送られてきますが、なかでも最も多いのが
「別れた方がいいのはわかっているんだけど、別れられない・諦めきれない」
という相談です。
踏ん切りをつけられない人から、「どうしたら振り向かせられるか?」「どうしたら元の関係になれるか?」という相談が本当によくきます。
しかし、僕はそういう人たちにはほとんどの場合、
川口
そんなにしんどいならとっとと別れた方がいいのでは?
という提案をします。
なぜかというと、別れないまましんどい状態を続けていくよりも、わかれて新しい人に出会っていく方が、よっぽど幸せへの近道になると確信しているからです。
この記事では、そんな「わかっちゃいるけど踏ん切りがつかない」という人の背中を押すべく、なぜ別れるべきなのか?について解説していきたいと思います。
このページの目次
サンクコストバイアス(sunk cost bias:埋没費用効果)とは、簡単に言うと「合理的に損切りできない心理作用」のことです。
かけた時間と労力の割に出される結論があまりにも費用対効果が悪すぎる、そういう時にサンクコストバイアスががかります。
通常、不良株を塩漬けにするよりも、ダメージが少ないうちにさっさと売却して、次の投資資金に充てたほうが結果としてリターンが大きくなります。
それを頭でわかっていても、株価が上がると信じたくなり損切りできない。
それがサンクコストバイアスです。
このようにサンクコストバイアスは、主に投資の世界で使われる言葉ですが、投資同様、恋愛にも「損切り」が必要です。
長年付き合ってると、「長年付き合ってること」のリターン(愛情や結婚など)をもらわずにいられなくなります。
人は誰しも無駄な時間を過ごしたとは思いたくないので、いつかリターンが来ると信じて効果のないことでも続けてしまうのです。
損切りは感情でやると失敗します。そこで、自分の中で絶対に守る損切りルールを作ることが大切です。
といった何かしらのルールを作ってそれを守るようにしましょう。その方がバイアスがかかりにくいです。
別れるという事実だけを見れば、お付き合いをしている二人が、その関係を終わらせるというだけのことですので、そこにいいも悪いもないはずです。
しかし、その「別れ」の前には
などがあることが多いですよね。
そのため、「何かよくないことがあった結末として」起こるのが別れだと認識やすいのでしょう。
確かに別れる「前」には、不吉なイメージがありますが、別れた「後」には意外にもハッピーな展開が待っていることも多いのです。
中長期的な目線で見ると、別れたことによって人生が好転することもよくあります。
そしてそういうときには大抵、「今まで固執していた”何か”を手放したときに訪れるものです。
そう考えると、何かとお別れをすることは、そんなに悪いことでなく、むしろメリットが大きいとも言えるのではないでしょうか。
仕事では「会社からひどい扱いを受けているならすぐに辞めたらいい」という発想になるのに、どうして恋愛だと「恋人からひどい扱いを受けているならすぐに別れたらいい」と言う発想にならないののでしょうか。
自分を大切にしてくれない人をいつまでも大切にするのはもうやめにしましょう。
もっと自分のことを大切にしよう。もっと親身に話を聞いてくれる人、もっと誠実に約束を守ってくれる人、もっと真剣に将来を考えてくれる人が、絶対にいる。その人のことを好きでいる自分のことが好きになれる、そんな人が絶対にいる。苦しい恋愛はもうおしまい。あなたはもっと大切にされて良いのだ。
— 恋愛プロフェッショナル 川口美樹 (@kawaguchi_AAA)December 1, 2020
むしろ別れることによって、これまでの自分からは想像もつかなかった自分になれることもあります。
それはきっとこれまでの「つらくてしんどい自分」にサヨナラをし、「ありのままの新しい自分」に出会えるからなのでしょう。
その「最高の手段」を選ばずに、「つらくてしんどい自分」でい続けるのはもったいないことだと思いませんか?
別れとはすなわち、関係の終りであると同時に、新しい誰かとの関係性の始まりでもあるのです。
\結婚したい人必見!/
|
\彼氏・彼女が作りたい人/
|
||||
男女関係にまつわる悩み
|
オトナの恋愛事情
|