【恋愛相談】「君は悪くない」と言われてフラれ、いつも長続きしません

記事更新日: 2022/05/01

ライター: 川口 美樹

この記事を書いた人

川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ

恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演

マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ

▼【相談内容】「君は悪くない」と言われてフラれた。いつも長続きしない。

こんばんは、はじめまして。

最近彼氏に振られた者です。

 

「恋人としては長く続かない。友達としても好きだから友達に戻ろう」と言われました。

好きだったのでショックでした。

本当の理由を知りたくて聞いても、自分の気持ちの問題で私は悪くないと教えてくれませんでした。

前の元彼も、「タイプだし好きだけどそれだけじゃダメ」と言われて振られました。

 

とても素敵な人達とデートしてお付き合いまでいきます。しかし、長く続きません。

自分磨きなどして見合うように努力しているつもりです。

何が足りないかわかりません。やはり、見合わないからでしょうか。

 

自信が持てずにいます、何かアドバイスを頂けますか。よろしくお願いします。

川口

「君のせいじゃないよ」と言われた時は、だいたいこっちのせい、だと相手は思ってますね。

川口

原因としては下記の3つの可能性が考えられます。

 

自分に当てはまりそうなものを取り入れてもらって、当てはまらないものはスルーして頂いて構いません。

▼君が悪いわけではない、と謎の理由で振られた時に考えたい可能性
  • 採用する人が悪い
  • 無理やり「釣り合おう」としている
  • 本音に踏み込むコミュニケーションを避けている

自分の思う「すてきな人」の基準を疑おう

「君(あなた)は悪くないよ」という人の心理

「君が悪いわけではないんだ」と言って別れを切り出す人の大半は、本音では「あなたのせいです」って思っています。

しかし、自分でもそれをうまく言語化できないから、ボカした言い方をします。

仮に言語化できていたとしても、とても身勝手な理由だったりするので、理由を言わないことで自分が悪者にならないようにしたい、と考えていることがとても多いです。

「終わり方が汚い」人は信用できない

つまり、多少なりとも人生を共にした人に、きちんと理由を説明をする義理を欠く人だと言えます。

『立つ鳥跡を濁さず』ということわざがありますが、「終わり方が汚い」人は、基本的には信用しない方がいいです。

川口

個人的にはあまり誠実ではない人種だなと思います。

ですが、向こうがその義理を通したくなるような信頼関係を、こちらが築けていないことにも原因があるので、全部を相手の人格の問題にはできません。

自分の「恋人の採用基準」を見直してみましょう

ただし、どんなに誠意を尽くしても、逃げる人は逃げます。

言い訳っぽい人には別れる前から兆候があります。

言われてみれば…と思いあたることはないでしょうか。

「そもそも選ぶ人を間違えた」、つまり自分の思う「素敵な人」の基準がズレていたのではないか?という可能性を考えてみましょう。

恋人と頑張って「釣り合おう」としてはいけない

次、釣り合おうとして自分磨きをしていること自体が、別れの原因に関係している可能性についてです。

自分磨きとはあくまでも己を高めるために行うものであり、誰かに認められるために行うものではありません。

それは自分磨きではなく「エゴ」です。

川口

そもそも、元彼はあなたに「釣り合う」ことを求めたのでしょうか?

「釣り合おう」と努力することが関係を窮屈にする

あなたが「自分はこの人と釣り合ってない!」と感じながら何かを努力していたなら、それを横で見ている恋人は喜ぶでしょうか?

むしろ寂しく感じるのではないでしょうか。

あなたが釣り合ってないと意識すれば、その意識は相手にも伝わります。

人間関係は鏡ですので、相手も「この子とは合わないんだな」、「頑張らせてしまって窮屈だな」と感じます。

結果として別れた方がいい、という決断になるわけですね。

川口

相手が努力していることを知っていれば、「その努力が僕にとっては窮屈だった」とは言いにくいですよね。

「相手が好きなあなた」をしっかり認めよう

一般的に、見栄で恋愛する人以外は、好きになる人を「釣り合うか釣り合わないか」では判断しません。

なのに勝手に「釣り合うと思われたい」と願ってしまうと、「相手が好きなあなた」を否定することになります

それゆえ、相手もその恋心のむけ先がわからなくなってしまう、というわけです。

「踏み込める」関係性を築こう

「踏み込んだコミュニケーション」とは?

最後に「踏み込んだコミュニケーション」についてです。

ここでいう「踏み込んだコミュニケーション」とは、

二人にとってそれが必要なことだと思えば、自分が嫌われてしまう可能性がある言いにくいことであっても、ビビらずに正面から正直に愛情を持って伝えること

を指します。

関係が悪くなるかもしれない、それでも踏み込む

自分磨きは自分ベクトルですが、相手に踏み込もうとすると相手ベクトルにならざるをえなくなります。

「自分がどう思われるか?」よりも「相手の人生に良くなってもらいたい」という動機の方が強くならないと踏み込むことができないからです。

相手に踏み込まずに自分磨きに精を出すと、一人相撲になってて、相手とがっぷり四つで組み合ってる感じにはなりません。

真剣に組み合えば怪我をすることもありますが、衝突のないパートナーシップはありません。

信頼関係を築く上で、多少の怪我は避けては通れない。んですよね。

川口

これ言ったら嫌われる?と思うようなことほど、きちんと伝えなければ深い関係は作れません。

 

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