【緊急調査で賛成多数】婚前契約がパートナーを守る本当の意味を解説

記事更新日: 2023/11/30

ライター: よーへー

この記事を書いた人

よーへー恋愛・婚活アドバイザー

40歳までに結婚、子供二人の子育て、離婚を経験し、現在は再婚しています。
人生の荒波を乗り越えた経験を生かし、今では多くの人の悩みを解決しています。

2016年10月に放送されて大人気になった「逃げ恥」(逃げるは恥だが役に立つ)が2021年1月に新春スペシャルドラマとして放送が予定されています。

その中で「契約結婚」という言葉が注目を浴びました。

そして、最近はそれに似た言葉で「婚前契約」というものが注目されてきています。

今回行った緊急の意識調査でも「婚前契約」についてポジティブに捉える声が多く聞かれました。

よーへー

また、Twitterでも話題に上がるようになって来ました。

よーへー

必ずしも不倫や金銭問題の抑止効果などのネガティブな要素だけとは思っていません。

あくまでどんなことが起きても大好きなパートナーを守るためです。

  • 不貞問題
  • 金銭問題
  • 子育て問題

など、トラブルが起きた時に後から争うようなケースが無いとも言えません。

  • そんな時に自分優先で権利を主張しますか?
  • または冷静に相手のことも思って財産や権利を分割することが出来ますか?

結婚前にルールをちゃんと決めてあげるのは相手を思うからこそでもあると考えています。

結婚は新たな冒険のスタートだからこそ、一緒に乗り越えるためのルール作りは今後さらに必要になってくると思っています。

▼この記事でわかる「婚前契約」とは
  • 結婚後の生活のルール作り
  • ルールを破られた側を守るメリットが大きい
  • トラブル禍においてもパートナーの権利を守るもの
  • 話し合いをスムースにするのに必要(離婚経験より)
  • 賛成派が圧倒的多数

 

婚前契約とは

婚前契約は結婚後のルール決め

TBSドラマ「逃げ恥」(逃げるは恥だが役に立つ)で話題になった「契約結婚」とは違い、厳密には法律上の結婚を前提としての契約である必要があります。

そのためドラマで流行った雇用契約という形の「契約結婚」と、ここで言う「婚前契約」ではやや意味合いが異なります。

「結婚をする前に結婚に関する取り決めをしておき、契約書・覚書を作成しておくこと。その書は「婚前契約書」のほか「婚前同意書」とも呼ばれる。」

引用 Wikipedia

よーへー

両者が結婚する意思があり、結婚後の様々な取り決めを契約として残しておくということですね。

婚前契約書に決めておくこと(例)

  • 婚姻生活のルール
  • 家事、子育てのルール
  • 仕事についてのルール
  • 介護について
  • 借金について
  • 生活費のルール
  • 不倫、浮気した時のルール
  • セックスや子作りに関するルール
  • 離婚時の財産分与
  • 離婚の条件
  • 子の親権
  • 子の養育費

よーへー

決めようと思うととてもたくさんのことがあるんですね。

もちろんこの全て決める必要はなく、何について取り決めをしておくかは夫婦間で選ぶことが出来ます。

あまり細かいことまで決めてしまうとルールに縛られ結婚後の生活がギクシャクしてしまうことも。

あくまで結婚後の生活にとってメリットになる範囲に留めておきましょう。

婚前契約のメリットデメリット

メリット

  • 結婚前に価値観を共有できる
  • 結婚後の自分の財産を守ることが出来る
  • 浮気・不貞防止に繋がる
  • 婚前の気持ちに立ち返ることが出来る
  • 借金があることがわかった時にも安心

よーへー

新婚時代と結婚10年で気持ちが全く同じ「ドキドキ」ということはないですよね。

本当に大事に思う人であれば、長い時間を共にするためにメリットのあることはやっておきたいですね。

デメリット

  • 婚前から離婚を意識する必要がある
  • 結婚前に本性が分かってしまう
  • 結婚が契約っぽくなってしまう

よーへー

デメリットとしては心理的に「なんでこんな契約しなきゃいけないの」ってことです。

婚前契約の内容は夫婦間で何かうまくいなかった場合に揉めないように事前にルール決める場合が多いです。

そのため基本的にはルールを破られた側を守る契約事項が多くなります。

破った側は逃げ道がなくなるにしても、破られた側に契約しておくデメリットはありません。

強いて言えばこれから結婚というタイミングで「信用されていないのか」と思ってしまう心理的な部分になります。

結論、相手が望むなら婚前契約すべき

最低限話しておくべき内容

よーへー

当事者としては不快な思いが先立つかもしれませんが、そもそも結婚に向けては話し合っておくべき内容であることは間違いありません。

書面にまで残すかはどうかは正解があるとは思いませんが、「婚前契約」をしたいと言った相手の気持ちを考えてみるくらいは必要ではないでしょうか。

自分にとっての有利不利ではなく、結婚したいと思った相手がなぜそれを望むのかについてぜひ考えてみてください。

▼「婚前契約」をしたい人によくある理由
  • 離婚経験がある人
  • 財産を多く持っている人
  • 介護や仕事に自分なりの価値観ある人

やはり過去に揉めた経験がある人、今後揉める可能性の高い要素のある人が、「婚前契約」を結びたがる傾向があります。

結婚を決めたパートナーが過去の経験をもとに「婚前契約」を希望するなら、そう考える動機について話し合ってみる事はできると思います。

昨今の離婚率の高さや相続でのトラブル件数の多さから鑑みて、「愛があれば大丈夫」だけでは逆に大切にしているとは言えないのではないでしょうか。

書類にするのも一つの愛の形

よーへー

なぜ話し合うだけではダメで書類にするのか。

素直にいうなら「もし離婚したら」、「もしお金のトラブルになったら」ということではあるんです。

結婚当時は皆がパートナーを想い一緒になったことも事実かと思います。

しかし、万が一のケースでは喧嘩をきっかけに話し合いが難しかったり、トラブルとはいえ自分のメリットを考えがちになってしまします。

結婚当時に大事に想った人とのことであれば、トラブル時の感情で決めるのではなく、結婚前に「婚前契約」を結んでおくのも愛の形ではないでしょうか。

よーへー

もちろん一生添い遂げられることが一番なのはここで言うまでもありません。

離婚の実体験や離婚した人を見てきて感じること

よーへー

まず感じたことは手続き期間がめちゃくちゃ忙しいです。

「婚前契約」があったらもっと心に余裕をもって話しあえたんじゃないかということ。

基本的に家庭の問題の為に仕事が待ってくれることは一切ありません。

毎日の仕事を継続しながら、離婚に向けての様々の問題をクリアにしていくことは思いのほか体力的にも精神的にも大変です。

よーへー

「婚前契約」があれば自分勝手になりそうな時でも冷静に話し合える可能性が高まります。

短期間で円満に離婚出来た方が少しでもプラスで、同じ離婚でも無駄に時間や体力の浪費を避けることが出来ます。

全てを「婚前契約」に決めておくことは難しいですが、冷静な時にルールを決めておく事は話し合いをスムースにします。

離婚に向けてよくぶつかる課題

  • 別居期間が長く、関係が冷めすぎて話し合いにならない
  • お互いに険悪な雰囲気で、離婚の為の話し合いがすぐ喧嘩になってしまう
  • お互い条件を譲れず話し合いが決着しない

よくあるお互いの合意が取れないパターンです。

よーへー

早く合意した方が良いのは分かっていても感情が邪魔して話し合いが進まない事はよくあります。

自分の権利だけを主張しているようであれば、結婚する時に守ろうと思った気持ちを忘れてしまっていますよね。

こんなところからも、結婚前に話し合ってお互いのことを想ったルールを決めておく事も大切であると感じています。

書類は公正証書にできるが強制執行力はない

公正証書とは公文書

各地に設置された公正役場にいる公証人が作成する公文書のことで、最大のポイントは強制執行が容易になる事です。

また原本は公正役場での保管になるため紛失することがありません。

実は「婚前契約」での公正証書に強制執行力はない

残念と言って良いのかわかりませんが、不倫発覚後の慰謝料の支払いとは違い、まだ不貞や様々なトラブルの実体がない時点で結ぶ契約には強制執行力をつけることはほぼ出来ないと想った方が無難です。

例え婚前契約で「慰謝料1億円」としていても、そう言う約束をしたと言うことをもとに裁判で争うことになります。

それでも相場が数百万円と言われる慰謝料の裁判において、婚前契約の書面があることは争う上での資料として十分効果を発揮します。

よーへー

最後は少しシビアな話になりましたが、これも含めて結婚しようと決めた人との無駄な争いや自分勝手な気持ちだけでの判断にならないよう、事前の契約はおすすめ出来るものです。

現代において「婚前契約」についての考えを知りたい

「婚前契約」に賛成ですか?反対ですか?

 【意識調査】

日時:2020/10/27 12:00~21:00

対象:23才〜45才の男女

回答数:29

よーへー

最近話題になってきた言葉ではありますが、どれだけの人が賛成または反対なのか知りたくて緊急調査を実施しました。

賛成が圧倒的に多いことに少々驚きましたが、世の中の価値観が徐々に変わってきていることの表れかと思います。

皆さんも「婚前契約」について考えるきっかけにしてもらえればと思います。

まとめ

よーへー

一生添い遂げるのが一番!

でも相手目線で考えるのも愛の形ではないでしょうか。

「婚前契約」には一般的にメリットデメリットがあると言われています。

しかしそのデメリットのほとんとはルールを破る側の事であり、家族を守ろうとした側にデメリットになるものではありません。

まだ心理的には受け入れられにくい部分はあるかもしれません。

しかし、アンケートからも示唆されるように、徐々に広く受け入れられる時代が来る可能性は大いにあります。

過去の慣習や心理面だけでなく、相手目線でみる「婚前契約」について考えてみていただけたらと思います。

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