川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
相談させてください。
コロナで外出を控えているため家の掃除をしていたら、旦那が元カノに向けて書いたと思わしき手紙を見つけてしまいました。
旦那とはマッチングアプリで知り合い、私から猛烈にアピールをしてなんとか付き合えました。
その時、旦那は他にも10人くらいの女性からアプローチを受けていたそうなのですが、
から選んだと酔った時に口を滑らせていました。
私は旦那と付き合ってから、1回も面と向かって好きとか愛してるとか言われたことがないです。
もちろんプロポーズもなくて気がついたら「結婚するんでしょ、指輪買いにいくよ」って感じでした…。
記念日には宝石を渡しておけばいいんでしょって感じで…家に帰ってきてもご飯食べてお風呂入ったらパソコンして寝て…全然一緒に話ができてません…
振りむかせたくて料理や掃除を頑張ってみたけど「大変でしょ?こういうのいいよ。惣菜とかにして」と言われてしまいました。
元カノへの手紙は非常に情熱的で、今も忘れられないとか会いたいとか好きとか…でした。
私、そんなこと言われたことないです。
何をどうしたら良いんでしょう。
まだ新婚なのに…
川口
これはひどい!
川口
しかし、これは困りましたね…
僕がご相談者さんの立場なら、「その手紙がまだ出てない」ことに一縷の希望を託しますが…まずは話をしてみないといけないですね。
このページの目次
いきなりキツイことを言いますが、甘い言葉を投げかけられる状態ではないので、正直にお伝えします。
川口
最悪、離婚することも視野に入れてください
人生の大事な局面においては「最悪の場合を想定して動く」ことで、万が一「最悪」だった時の対処に明確に差が出ます。
「そんな簡単に言わないでくれ!」「結婚したばかりだぞ!」とおっしゃりたい気持ちは痛いほどに分かります。
しかし冷静になって考えてみて欲しいのです。
『果たして目の前の男は、自分の今後の50年間を預けられるパートナーなのか?』ということを。
相談者さんも薄々気づいていることかと思いますが、旦那さんは「結婚」というものをなめてます。
大事な大事な人生のパートナーを
で選ぶ人間です。
百歩譲って、選び方は適当でもよしとしましょう。
10人中の1人に選ばれたのですから、その言葉が「照れ」によるもので本音ではなかった、と解釈できなくもありません。
川口
しかし、そのあとは全くいただけません
指輪もプレゼントも適当に選び、奥さんの頑張りに対して感謝も関心を示さない。
これでは「好きになれ」と言われても無理があるというものです。
もし相談者さんに、ご友人またはご家族に頼れる人がいるのであれば、同じ内容の相談をしてみてください。
『親や友達になんて到底打ち明けられない!』から僕のところにきた、のだと思うのですが、それでも頼れる人には打ち明けておいた方が良いです。
あなたが信用できる人なら、あなたのことを悪くいうことはありません。
身近に理解者が一人でもいることは、精神的には大きな支えになります。
そして、その人の言うことが僕と同じなのであれば、僕は「離婚」だと思います。
とはいえ、いきなり意思決定をするのには勇気がいると思います。
旦那さんの真意を確かめたいという気持ちもあるでしょう。
そこで以下のステップを踏みながら、相手の気持ちを確認しつつ、その都度自分に「本当にこの人で良いのか?」を問い続けると良いでしょう。
まずは手紙の件を片付けなければなりません。
これはもう直球ストレートで、「あの手紙は何?」と聞くしかありません。
その時の旦那さんの第一声が、「ごめん」ならまだ見込みがあります。
しかし、「なに勝手に見てるんだよ!」だった場合には、信用できないポイントプラス1です。
次に結婚のことについて聞いてみてください。
「二人の夫婦生活についてどのように感じているのか?」
相手の本音を探っていきましょう。
相手の回答に納得できない・希望が持てないなら、ここでも信用できないポイントプラス1です。
ここでもし信用できないポイントが2になっているなら、離婚の可能性を切り出しましょう。
「そんな態度なら二人で一緒にいる意味がないので離婚も考えます。」と明言してください。
その時、旦那さんが「それは待ってくれ」というのか、別段反論もないのか、そこが分岐点になります。
万が一「うん、それもしょうがないね」といった無気力な態度をとるなら、離婚を決定をすべきタイミングです。
もし「離婚はしたくない」というのであれば、何を改めてくれるのか言質をとり約束させてください。
そしてその約束すらも守れないようであれば、やはりその時も離婚です。
いろんな理由が、サンクコストバイアスとして意思決定を鈍らせるはずです。
しかし、今時離婚なんて大して珍しくありませんし、バツがついているだけで印象が悪くなることも無くなってきています。
仮にバツで"傷"がつくとしても、その傷は浅ければ浅いほど良いです。
新卒で入った会社が給料をくれない会社だったら、入ってソッコーでやめますよね。
それを咎める転職エージェントはいないでしょうし、それで断られる転職先ならこっちから願い下げです。
同じように、初婚の相手が愛情をくれない人間であったら、結ソッコー離婚しても良いのです。
それを咎めるような男はこっちから願い下げなのですから。
ここまで書いてみて、やはり旦那さんを肯定的に捉えることができませんでした。
もう少し情報があればあるいは、とも思いますが、パートナーに真剣になれない相手との結婚生活は地獄です。
もし決断できるのであれば、早ければ早いほど良いです。
川口
ともにもかくにも、まずは「手紙」です。
その反応次第では、また相談に乗りますので、遠慮なくマシュマロを飛ばしていただければと思います。
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