川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
結婚相談所を検討する際に、多くの人が
調べてもよくわかんないから、無料相談で話を聞いてみよう
と考えます。
確かに、結婚相談所って何がどう違うのかよくわからないから、「聞いたほうが早い」ってなる気持ちはわかります。
川口
でもちょっと待ってください!
それって、結婚相談所の思うツボかも!!
多くの結婚相談所は、HPや説明資料には「一番知りたい肝心なところ」を明記していません。
なぜなら、それを餌に無料相談に来てもらい入会につなげようというマーケティング上の都合があるからです。
実際に、
婚活女性
結婚相談所の知識がまったくないままなんとなく入った相談所で、全然うまくいってないんです…
なんて声もよく聞きます。
これは入会時の期待値とサービス内容がズレていることが原因です。
いい人に出会えていないのに20万円近くの出費をしているなんて、もったいないですよね。
川口
そんなことにならないように、相談所の無料相談に行く際には、ある程度の準備が必要なのです。
この記事では、結婚相談所の裏の裏まで知り尽くした僕が、結婚相談所選びに失敗しないための、無料相談に行く時の心構えをおつたえしていきます。
この記事を読めば、
ようになります。
あなたの未来のパートナーに出会う場所を決めるための、とても重要な話です。
川口
是非最後まで読んでいってくださいね。
まだ、どの相談所がいいのか悩んでいる人はこちらの記事も参考にしてください。
相談所業界の基本的な構造や、いい相談所の選び方(候補の絞り方)を解説しています。
このページの目次
結婚相談所の無料相談では、主に次のような内容を知ることができます。
特に、「相談所に登録している人にどんな人がいるか?」は、資料請求などでは絶対にわからない情報です。
相談所にもよりますが、実際のプロフィールを見せてくれるので、自分の好みの相手がいるのか、を知ることができます。
また地方では、自分が希望とする条件にハマる人の人数も限られてきます。
そのため、無料相談に行かずして相談所の検討をすることすらできない、と言っても過言ではありません。
この中で、
の3つは、その相談所の特色や考えていること、婚活サポートの方向性などの違いが色濃くでます。
この3つのテーマをどのように聞くのか?で、その相談所の真の実力を推し量ることができます。(詳しくは後述)
「無料相談に行くときは、結婚相談所に入会することを決めた時!」と思っている人がいますが、それは大きな間違いです。
そもそも結婚相談所がどんなところなのか?どんな仕組みなのか?を知りたい、という動機で無料相談に行っても良いのです。
ですから、無料相談を受けるべきタイミングは、婚活しようと思った瞬間からいつでもOKです。
「無料相談に言ったらその場で入会させられるのでは?」という不安もあると思いますが、その対処法も記事の後半でお伝えします。
自分が結婚相談所が向いているのかどうかは、こちらのnoteに記載しているので、ぜひ参考にしてください。
では、実際に無料相談に行くときには、どんなことを聞けば良いのでしょうか。
普通、気になるのは金額だと思いますが、大事なのは「なぜその値段なのか?」を聞くことです。
同じシステムを使っていても、かかるお金も受けられるサービスもかなり違います。
これらの金額の違いは、企業側の視点で見るとその会社がどこで儲けようとしているのか?の違いであり、消費者側の視点で見ると自分が受けられるサービスの厚みの差いです。
オーネットやゼクシィ縁結びエージェントなどの、結婚情報サービスは成婚料を取りません。
これだけ見ると結婚情報サービスはお得!となるかもしれませんが、それは間違いです。
成婚料金とは、会員を成婚に導くためのコンサルティングフィーです。
それがかからない、ということはその「コンサルティングサービス」がすっぽり抜けているということです。
川口
特にオーネットは何もしてくれないので有名ですね。
とはいえ、結婚情報サービスも「何もサポートしないところばっかり」というわけではありません。
そこで、個人的にサポートが手厚いと思う結婚情報サービス「ゼクシィ縁結びエージェント」と、結婚相談所の方は「イノセント」とで、そのサポートの質の差を見てみましょう。
このサポートの質の差が、そのまま料金の差になっていると考えて良いでしょう。
川口
要するに、毎日のホウレンソウはやってくれないってことですね。
一方のイノセントのサポート体制はこんな感じです。
これを365日仲人の腕が空いている限り、毎日相談することができます。
川口
これを全会員に対してぶん回しているわけですから、ものすごい仕事量ですよね…
毎日フィードバックをくれる会社と、月1回しかフィードバックをくれない会社、前者の値段が高くて、後者の値段が安いのは当たり前といえば当たり前ですよね。
ただこうやって比較してみると、「金額の差がサポートの差である」ことがイメージが湧くのではないでしょうか。
自分が足りないところをしっかりサポートしてくれる会社なら、多少高くても入ったほうがいいですし、自分にもできることを高いお金をかけてサポートしてもらう必要もありません。
ですから、あなたが行こうとしている相談所が、「その金額でどこまでやってくれるのか?」をしっかり見なくてはならないのです。
次に実践してもらいたいのが、自分が「何をすれば成婚できるのか」を聞くということです。
結婚相談所での成婚は、結婚相談所の腕にももちろん影響を受けますが、本人の婚活市場価値にも大きく影響を受けます。
こちらは、IBJの発表した年齢別の「成婚のしやすさ」を数値化したデータです。
他の年齢よりも1.7倍も成婚しやすいということがわかっています。(100%が平均値)
特に女性の場合、多くの人が本気で婚活を始める30歳からすでに、どんどん成婚しにくくなっていきます。
川口
つまり優秀な相談所に入っても、本人のスペック次第では婚活は難航してしまうのです。
結婚相談所がどんなに優秀な数字を出せたとしても、結局は本人の人柄や見た目・年齢や年収などで選ばれます。
ですからあなたが本気で結婚相談所で成婚しようと思うなら、自分が成婚するために必要なことを知っておくべきです。
そして、その必要なことをしっかり理解して、そこに向かって忖度なく正確なアドバイスができる相談所に入るべきです。
ですから、無料相談に行くときには、相談所が何をしてくれるのか?も大事なのですが、「入会してからで何をしなければならないのか?」把握することも大事なのです。
川口
それを検討中の3社に全部ぶつけてみて、納得のいく回答を得られたところにいくといいでしょう。
結婚相談所での活動は仲人とのパートナーシップが重要です。
伴奏者である仲人のアドバイスに疑いを持ったままでは、婚活に積極的になることができません。
ですから、「この相談所の言うことなら信用できるぞ」と思えるところに行くべきなのです。
川口
結婚相談所の無料相談は絶対に3社以上を同時に検討した方がいいです。
結婚相談所の中には、新規会員獲得が社員のノルマに課されているところもあります。
そのため、無料相談に来た人に対して
して、「とにかく入会させよう」とします。
川口
セールスマンの風上にも置けないやりかたですね!
こういう相談所に万が一あたってしまったとき、「他にも相談予約を入れている会社があるんです」といえると、断る理由ができるので便利です。
結婚相談所に話を聞きに行きたいけど気が弱くて押しにも弱いからその場で入会させられるのが怖い人、この2つのどちらかを選べば余裕ですぜ!
— 結婚物語。仲人T/東京と兵庫にある結婚相談所 (@NakoudoT)December 21, 2020
☑︎最初に「他社にも話を聞きに行く予定がある」と言っておく(その日に契約させにくい)
☑︎近場でもオンラインで面談(その場で契約書を書くのは無理)
加えて、基本的に会社は自社のデメリットになるようなことは言いません。
ですから窓口の人間の言葉を鵜呑みにすると、「なんて素晴らしい相談所なんだ!」と思いがちです。
とくに相談所業界の構造に詳しくないと、そのセールストークの裏側に隠されたロジックにも気づけません。
しかし3社くらい説明を受けると、
川口
「あ〜この業界はこうなってんのね」
という全体像が見えてきます。
加えてそれぞれのメリット・デメリットを自分で比較できるようになり、さらに「アレ、あの人が言ってたことと違くないか?」という矛盾点にも気付けるようになります。
川口
そんな中で、自社と他社のメリット・デメリットをきちんと比較してくれる会社は、良い会社であると言えるでしょう。
ひどい相談所が存在する一方で、とても優秀な相談所もたくさんあります。
優秀な相談所はどこも腕は一流なので、正直値段やプランを比較しても、決めきれないことがあります。
そのとき、最後の決め一手になるのが、相談所との相性なのです。
結婚相談所とひとくくりにいっても、それぞれ全く違う人間が、全く異なる文化で運営しています。
などいろいろです。
それらの企業文化は、HPや資料からは判断できません。
実際に、無料相談をしにいって、そこで語られるプレゼンから体感するしかありません。
最後の最後は、シンプルに「あの相談所のお世話になりたい」と思えるかどうかが、一番大事なのです。
最後に、知っておくと婚活に役立つ豆知識をお伝えします。
人によっては、ショックを受ける内容かもしれません。
それは「相談所も入会者をこっそり選んでいる」ということです。
結婚相談所のほとんどが、会員の条件を絞っていません。
「定職についていて、心身ともに健康」であれば、入会の条件に漏れることはほとんどありません。(一部、男性を年収で足切りしている相談所もあります)
しかし来る人来る人、全てがウェルカムというわけでもありません。
結婚相談所は、「会員がどのくらいの割合で成婚しているのか=成婚率」が問われます。(実はその成婚率も大してアテにならないのですが)
となれば、結婚相談所からすれば、あまりにも「この人はちょっと成婚出来なさそうだな…」と思ってしまうような人は、入会させたくないのです。
川口
その人が他社会員に無礼を働けば、自社の評判も落としかねないですからね
ですから、無料相談後に「他の会社もきちんと検討してくださいね」と優しくリリースしているように見えて、実は「他の相談所で巻き取ってくれねぇかな」と思っている、ということもあるのです。
もちろん、基本はお客さんのためを思って「別の会社も検討してください」と言っています。
しかし、成果が出にくい会員のサポートはできるだけしたくない、と思っているのも事実です。
成績優秀な相談所は、こういう会員を「入れさせない」ことによって、自社の成績を担保しているわけです。
当社は「即決します!」という方であっても、他の婚活との比較(メリットデメリット向き不向き)の話はするし、相談所に関しても3社比較を推奨していますので、持ち帰らせますね
— とら婚~趣味を変えず、出逢いを変える結婚相談所~@三大都市支店展開中! (@ToraCon_Akiba)December 22, 2020
判断力鈍っている時に即決迫るとか、デメリット話さないとか害悪でしかなく、長期的に見ると会社の不利益になるのでhttps://t.co/Beg5fyjkbZ
つまり、即決させず一旦保留にさせる相談所は優秀な相談所である可能性が高い、ということです。
そういう相談所に当たった時のためにも、前述の「自分が何をすれば成婚できるのかを聞く」ことが重要になります。
お客さんの多くは、「相談所が自分に何をしてくれるか?」しか気にしていません。
そして優秀な相談所ほど、「そういうお客さんに限って成婚しにくい」ということも知っています。
川口
そこで「私が何をすればいいのか教えてくれ」というスタンスのお客さんが来たらどう思います?
川口
「こ、このお客さん…見込みあり!」
ってなりますよね(笑)。
結婚相談所の無料相談は、お客さんの品定めの場所でもあり、相談所の面接の場所でもあるんですね。
無料相談の際に、
— 坂田啓太(結婚相談所の代表) (@innocent_bridal)December 16, 2020
婚活をしてて結婚出来てないということは、何か自分に改めるべきポイントがあるはず。それを見つけて改めるように相談しながら進めないと、相談所であっても結婚は難しい。
と伝えるようにしています。
これを理解して納得した人にだけ入会して欲しいです。
まとめます。
結婚相談所の無料相談に行く際に確認しておきたいのは、以下の3つです。
この3つが重要なのは、
からであり、
からです。
川口
そして何より!
川口
あなたの覚悟が決まります
結婚相談所での活動は、申し込み→お断りの連続であり、メンタルを削られます。
自分が行動しないと思えばいつまででもサボることができます。
それなりの覚悟をもって入会したほうが、結果的に「成婚」という目標を達成しやすくなります。
結婚相談所選びは、半世紀を共に過ごすパートナーを探すための重要な分岐点です。
その重要な意思決定をするのに、「話を聞いてすぐ入会!」がいかにリスキーであるか、よく考えてみてください。
川口
絶対慎重に選んだほうがいいですよね
すべては、あなたの覚悟を決めるためです。
結婚相談所に無料相談に行く際には、ぜひこの記事に書かれていることを実践してみて下さいね!
\結婚したい人必見!/
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\彼氏・彼女が作りたい人/
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