川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
この「バッサリシリーズ」はたまに来る「とんでもない恋愛相談」に対して、容赦無く切り捨てる回答をご紹介していくシリーズです。
今回は、芸能事務所に所属している、顔に自信があるんだかないんだかわからない女性からのご相談です。
彼氏にすっぴんが見せられません。
私は化粧後の顔は可愛いです。
芸能事務所にも所属していますし、化粧して街を歩くとすぐに声をかけられます。
彼氏は私を顔で選んでくれたと思います。
化粧後の顔しかいいところがないから。
すごく化粧映えする顔だと思います。
だからスッピンを見せたら嫌われるのではないかという不安が消えません。
男の人は化粧後の顔とすっぴんが違ったら騙されたと思いますか?
また、それが原因で別れるということはありますか?
川口
うっさいわ、ボケ!
え、コレ釣りじゃないですよね?
はてなとかyahoo!知恵袋とかで使われる手法じゃないですよね?
僕から暴言を引き出すためにわざと煽った書き方をしてるんじゃないですよね?
マジでこの悩みを抱えてるんですか?
川口
だとしたら「終わってる」と思います、人として。
このページの目次
『すっぴんと化粧の顔にギャップがありすぎて彼氏にすっぴんを見せられません』で済む相談内容ですよね。
振られるとしたら原因は顔じゃないと思いますけどね。
あの、大変失礼ですが、そんなことを思っている芸能人にファンがつくとお考えですか?
視聴者を甘く見過ぎではないでしょうか?
『私〜化粧は可愛いんですけど、すっぴんはブスで〜』なんて言ってるタレントいたら炎上ものですけど、その精神性のままで売れるおつもりですか?
せっかくご相談いただいたので真面目にお答えします。
あなたがすっぴんを見せられないのは、化粧後の顔が可愛いからではなく、『本当は自分のことが大嫌い』だからですよ。
受け止めていただけるかはわかりませんが、これは誠心誠意、心からそう思っています。
化粧にはペルソナ(仮面)の役割があります。
古来から人は化粧をすることで仮面をつけ、人ならざるものや本来の自分を超越した"何か"になろうとしてきました。
それが歌舞伎の隈取りだったり、能のお面だったりするわけですけれど。(せっかくなので芸能に寄せた話を)
あなたも化粧をするときに「本来の自分ではない"輝かしい自分"」になれているわけですよね。
問題はその化粧を人前で落とすことができないということ。
「本来の自分」を忌み嫌い、人前に出せるものではないと思っていることこそが、問題の根本です。
あなたは本当は可愛くない自分を認めたくなくて、可愛い自分を追求したのではありませんか?
その結果、芸能界にも入れて、街では声までかけられるようになった。
でもその栄誉を手にしてしまったがために、今度はそれを手放すのが怖くなってしまった。
化粧のない自分なんて好かれるはずがないと。
あなたが本来のあなたを愛さずに、誰があなたの本来の姿を愛してくれるというのでしょうか。
あなたが化粧という嘘であなたを塗り固める限り、嘘で塗り固められた人しかあなたの周りには集まらなくなりますよ。
その先にあるのは不幸です。
僕は、芸能界でそういう不幸をたくさん目にしました。
できればあなたには不幸になってほしくありません。
もう完璧な自分を演じるのはやめましょう。
たしかにそれで離れていく人もいるでしょう。
でも、そこで残った人(あなた自身も含めて)が本当に大切にすべき人なのです。
自分を開示できたあなたは今よりも何倍もキュートで美しいと僕は思いますよ。
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