結婚相談所の退会には要注意|損しない為のトラブルに備える5項目!

記事更新日: 2023/08/16

ライター: よーへー

この記事を書いた人

よーへー恋愛・婚活アドバイザー

40歳までに結婚、子供二人の子育て、離婚を経験し、現在は再婚しています。
人生の荒波を乗り越えた経験を生かし、今では多くの人の悩みを解決しています。

よーへー

結婚相談所を辞めたいと思った時に、スムースに退会が出来るかどうかはとても心配ですよね。

結婚相談所での婚活を考えている人にとっては、

  • 退会したいのに引き止められる
  • 退会するのにお金を払い過ぎている気がする
  • 契約時にはそんなこと聞いていなかった

こんなの嫌ですよね。

こんな事が起きない、常識ある結婚相談所で婚活を始めたいと思いますよね。

しかし、

よーへー

それでも世の中には退会時のトラブルが多くあるんです。

▼よくある退会トラブル
    • 退会手続きを先延ばしされる
    • 違約金に納得が出来ない
    • 契約時に聞いていない

よーへー

そんな結婚相談所での婚活を心配なく進めるために、絶対やっておくべき確認事項をまとめました。

退会時のトラブルを避ける為に
~必ず確認するべき5項目
・退会方法の確認
・クーリングオフに関する項目
・中途解約時の違約金の金額
・成婚料の有無とその金額
・成婚料の発生条件

思わぬ退会時のトラブル3選

退会手続きを先延ばしにされる

結婚相談所での活動は、契約や法律に従うことでどんなタイミングでも退会することが可能です。

それにも関わらず結婚相談所の都合で退会手続きに時間がかかるケースが生じています。

違約金に納得が出来ない

途中解約時の違約金は特定商取引法(以下、特商法)で定められており、それ以上は支払う義務はありません。

先に支払っている分に関しては返金を要求することが可能です。

契約時にそんな話聞いていなかった

契約時の説明が不十分で退会時にトラブルになるケースが見受けられます。

退会時のルールに関しては「特商法」と合わせて会社独自の契約がないか確認しておきましょう。

▼よくある退会トラブル
    • 退会手続きを先延ばしされる
    • 違約金に納得が出来ない
    • 契約時に聞いていない

特商法の理解で退会時の損は防げる

「特商法」って何?わかりやすく解説

よーへー

結婚相談所の違約金については「特商法」で定められています。

実は結婚相手紹介業は、「特定商取引法」の中で特別に法律で定められています。

法律に基づいて、

  • 入会契約に関する「重要事項」の説明を「重要事項確認書 兼 概要書面」をもとに行う。
  • 納得した時点で入会手続き(「契約条項」および「入会契約書」の交付)を行う。

必要があります。

契約時には以下の点に関し明示されますので、必ず以下の2点について確認するようにして下さい。

  • クーリングオフ
  • 中途解約

よーへー

クーリングオフと中途解約について、一つずつ見ていきましょう。

8日以内はクーリングオフで全額返金

契約日を含め8日以内であれば、理由を問わず無条件で書面をもって当該契約を解除することができます。

その場合には支払った金額は全額返金されます。

ちょっとややこしい中途解約

契約日から9日以上経過している場合は、「特商法」基づいた金額を返金してもらうことが出来ます。

結婚相談所で中途解約する場合、事業者が会員に請求できる違約金は下のように決まっています。

【中途解約時の違約金】

解除がサービス提供前である場合:3万円

解除がサービス提供後である場合:提供されたサービスの対価に相当する額+2万円または契約残金の20%の当たる額のどちらか低い方

上記違約金を除き、まだサービスを受けていない月の会費は支払う必要がなく返金の手続きが可能です。

よーへー

途中でやめた場合、利用した月の会費とそれ以外に上限2万円までは戻らない覚悟が必要です。

でも、使っていない月の会費は支払う必要がありません。

入会前ならここは絶対確認
~以下の3点について確認してください!
  • 「特定商取引法」に基づいて「重要事項確認書 兼概要書面」を元に説明があるか確認
  • 中途解約の場合、返金がいくらになるか具体的に確認(→記録に残るメールがおすすめ)
  • 少なくとも口頭で質問した時に誠実な返答がもらえるか確認(→返金の丁寧な説明は誠実さ)

返金額シミュレーションしてみた

よーへー

では実際にいくら違約金がかかるか気になりますよね。

確認になりますが、ルールでは契約後の経過日数で、

  • 8日以内は全額返金
  • 9日経過後でサービス利用前は違約金最大3万円

は決まりです。

ややこしいのはサービス利用中の中途解約ですよね。

【サービス開始後の解約で事業者が請求出来る違約金】

2万円または残りのお金の20%のどちらか低い額

※残りのお金とは(もし3ヶ月で解約した場合)
契約残金=契約の合計金額-(登録料+月会費×3ヶ月)

よーへー

返金になるか、追加で違約金を支払うかはいくら納入しているかによって変わります。

【違約金の計算】

契約残金:235,000円 ※310,000円-(30,000円+15,000円×3ヶ月)
契約残金の20%:47,000円 ※235,000円×0.2

違約金:47,000円 → 20,000円

よーへー

利用した月の会費と上限の違約金20,000円は支払いが必要になるため、違約金が請求されるケースが考えられます。

もし先に初期費用などで支払っているケースでは、利用した月会費と違約金以外の金額は返金手続きが可能です。

成婚料が発生するケースにも注意

成婚退会で成婚料を設定している結婚相談所

成婚を理由として退会する際に会員が支払うべき「成婚料」を定めている結婚相談所もあります。

逆に成婚料のかからない結婚相談所もあります。

契約の際には成婚料の有無について確認するようにしましょう。

思わず成婚料が発生するケース

中には、

  • 「成婚料無料」と大きく書いておきながら、コースによって小さく「成婚料22万円」と書いてあるなんてことも…。
  • 婚約での退会以外でも成婚料の支払い義務が生まれる。

そんなケースも見られています。

【思わぬ成婚料の発生に注意】

婚前交渉がバレた

宿泊での旅行がバレた

お見合い日を基準として、一定期間経過するとこをもって成婚と認定

など。

よーへー

ついうっかり成婚料がかかってしますケースです。。。

お見合いから一定期間で成婚認定のケースではお別れするか成婚料を払って成婚退会するかを迫られるケースも。

これはビックリですね。

絶対に失敗しない為のチェック5項目

退会方法の確認

直接店舗にて

成婚退会で多いのは直接店舗へ出むくケースで、感謝ともに退会の意思を伝えます。

 

電話やメールにて

結婚相談所や仲人への不満などが原因のケースや、婚活に疲れてや退会していくケースでは直接会うことを避けるために電話やメールでの報告となるケースもあります。

 

クーリングオフの項目を書面で確認

「特商法」に明記されおり、消費者庁のホームページにも掲載されています。

書面で受け取りますので必ず確認してください。

特定商取引法は、「クーリング・オフ」を認めています。クーリング・オフとは、申込みまたは契約の後に、法律で決められた書面を受け取ってから一定の期間(※)内に、無条件で解約することです。(※)訪問販売・電話勧誘販売・特定継続的役務提供・訪問購入においては8日間、連鎖販売取引・業務提供誘引販売取引においては20日間。通信販売には、クーリング・オフに関する規定はありません。

引用 消費者庁

 

中途解約時の違約金の設定

同じく「特商法」で定められており、消費者庁のホームページに記載されています。

▼契約の解除が役務提供開始前である場合

結婚相手紹介サービス:3万円

引用 消費者庁

 

▼契約の解除が役務提供開始後である場合

結婚相手紹介サービス 2万円または契約残額の20%に相当する額のいずれか低い額

引用 消費者庁

成婚料の有無とその金額

当たり前のようですが意外な落とし穴がある項目になります。

「ホームページで無料と書いてあったから大丈夫」ではなく、自分が契約するコースにおいて成婚料の設定がいくらになっているかは契約時に確認するようにしましょう。

成婚料の発生条件

成婚料は婚約での成婚退会時のみに支払うのもではありません。

意外なケースで成婚料を求められてる場合があるので、成婚料が発生する条件は契約時確認するようにしましょう。

▼絶対やってほしい確認事項
  • 退会方法の確認
  • クーリングオフを書面で確認
  • 中途解約時の違約金の設定
  • 成婚料の有無とその金額
  • 成婚料の発生条件

月会費で損しないための辞め方対策

「好きな人が出来ました」でOK

よーへー

万が一あなたが中途退会することになったら、これが一番効果的です!

結婚相談所から見てこの人に継続させても利益にならないと思わせれば、退会を強く引きとめられる可能性はぐっと減ります。

その最有力候補が「好きな人が出来ました」なんです。

気になる人が別にいる人に対して強く引き止めるよりは、他の会員のサポートや新規会員の勧誘に時間を使うようになります。

ブレずにはっきり伝えよう

「好きな人が出来ました」が言えないという人もいるかもしれません。

その他でよくある理由では、

  • 仕事が忙しくなった
  • 親の介護が忙しくなった
  • 病気になった
  • 引っ越しが決まった

などがあります。

どれもあり得る理由ではありますが、仲人からしても休会や支店変更などで引き止める理由もまた出てきます。

よーへー

そこで大切なのは、理由はどれであれはっきりと伝えることです。

活動の意欲がまったくない人に紹介を続けるほど暇ではないので、「もしかしたら継続してくれるかも」と思わせないよう伝えれば大丈夫です。

引き伸ばされて毎月25日を超えると翌月の月会費が必要になってしまいます。

他人事とは思わないで

よーへー

これだけ準備をすれば自分はトラブルに巻き込まれないと思いますよね。

それでも結婚相談所関係での事業者とお金のトラブルは結構あるんです。

▼2019年以降、相談件数は減少傾向

2016年に結婚相談所も「特商法」の対象業種となり、2019年から徐々に相談件数は減少傾向です。

それでも年間で約1600件~1800件に迫るトラブル相談が国民生活センターに寄せられています。

やはり退会時のお金に関するトラブルが多いため、契約時の確認事項のチェックは忘れずに行うようにしてください。

まとめ

よーへー

今回は結婚相談所の退会時によくあるトラブルと対応策について書いてきました。

▼よくある退会トラブル
    • 退会手続きを先延ばしされる
    • 違約金に納得が出来ない
    • 契約時に聞いていない

こんなトラブルは避け、安心した婚活をしていきたいですよね。

そして、その解決策は重要事項の確認にあります。

退会時のトラブルを避ける為に
~必ず確認するべき5項目
  • 退会方法の確認
  • クーリングオフに関する項目を書面で確認
  • 中途解約時の違約金の設定
  • 成婚料の有無
  • 成婚料の発生条件

多くある結婚相談所のトラブルを避け、皆さんにとって最高のパートナーを見つけてください。

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