40代で妊娠すると、20代、30代での妊娠とは違う悩みが生まれます。
ネガティブな情報ばかりが目について、不安に襲われるのは、おなかの赤ちゃんに影響があります。
ひとりで悩んでいても解決できない時は、切り替えて、信頼できる方に相談する方が何倍も解決に向かいます。
さくら
それぞれの事情があるので、人生の選択は千差万別です。
特定のパートナーがいる場合も、いない場合も、最も大切なのは自分自身の本当の気持ちです。
「本当はどうしたい?」
周りの意見ではなく、自分自身がどうしたら幸せになるのか、決めるのは自分自身です。
とはいえ、ひとりで悩む時間が深くなると、苦しくなります。
さくら
この記事があなたの大事な人生の幸せに向かうヒントになれば幸いです。
さくら
40代での妊娠、出産についての疑問や不安の声から、
どうするのが自分にとって最適な選択になるのか一緒に考えてみたいと思います。
このページの目次
さくら
不妊治療の保険適用が2022年4月から始まり、40代での妊娠も希望する人が増えています。
40代での自然妊娠の確率は下がりますが、妊娠率と共に気になるのは、流産の確率です。
データを検証してみました。
さくら
40代の妊娠は少ない?
1年間避妊しないで性交渉をした場合の妊娠確率は、
20代後半で78%ですが、30代後半になると52%、40代後半になると5%まで下がります。
さくら
表にしてみました!
1年間避妊しないで性交渉をした場合の年代別妊娠確率
( M.Sara Rosenthal.The Fertility Sourcebook.Third Edition よりデータ引用)
年齢(歳) | 自然妊娠率(%) |
20-24 | 86 |
25-29 | 78 |
30-34 | 63 |
35-39 | 52 |
40-44 | 36 |
45-49 | 5 |
50-54 | 0(0.00以下のため) |
30代までは86~52%、
40歳を超えると36%にまで下がります。
45歳となると妊娠出来る確率は5%、50歳を過ぎるとゼロに近い数字にまで下降します。
さくら
45歳以上の自然妊娠はたったの5%!
さくら
流産後、妊娠中の行動が流産を引き起こす原因になったのではないか、と考えて自分を責める人は少なくありません。
しかし、流産は全妊娠のうちの約15%に起こるもので、さらにその原因の多くは受精卵の染色体異常。
どんなに気をつけていても防ぐことのできないものです。
しかも、40歳以上の流産率は35~60%以上です。
出産率は、妊娠率のうちの流産率を差し引くと、2%~24%とさらに低くなります。
産婦人科や助産院に相談、カウンセリングに行くことをお勧めします。
さくら
精神的なダメージが大きい時に、自分を責めないで!
妊娠はするものの、2回以上の連続する流産、または死産などで赤ちゃんを得られない状態を、不育症と呼びます。
年齢はひとつの大きなリスク因子ですが、検査をしても原因が明らかにならない場合も多いのです。
さくら
辛い現実ですが、原因不明なら仕方ありません。
不育症は、検査で明らかになったリスク因子に合わせて治療を行います。
糖尿病や甲状腺機能異常などの内分泌異常がある場合も、原因となる病気の治療を行います。
さくら
症状をコントロールすることで流産を防ぐことができます。
子宮形態異常がある場合は、手術を行うか、経過観察をしながら妊娠をめざすかを検討します。
さくら
手術を行う場合も、体への負担の少ない内視鏡手術で行うことが増えています。
不育症でも、適切な治療で約8割の方が赤ちゃんを出産するに至っているというデータがあります。
流産を恐れすぎず、心穏やかに過ごすことも不育症の対策として有効といえそうです。
さくら
不安を抱え込まず、カウンセラーやパートナーに吐き出すことも大事!
この年齢で妊娠してしまった...どうしたらいいの?
40代の妊娠は、出産適齢期を過ぎているため、肉体的な心配もありますが、精神的な心配も大きいですね。
落ち着いて一つずつ確認しましょう。
さくら
一刻も早く専門機関に問い合わせることが大事です。
妊娠がわかったら、すぐに産婦人科を受診しましょう。
心身共に相談できるのは、産婦人科、助産院です。
さくら
できるだけ速やかに診察を受けに行きましょう。
40代の妊娠は増えているので、事例も増えています。心配事はしっかりと聞きましょう。
行動せずにひとりで悩んだり、プロでない人の意見を聞いても、時間が経って取り返しのつかないことも。
質問箱に載せても批判する意見が多く、自分が傷つくばかりです。
いくら情報があっても、責任は取ってくれません。
さくら
自分の体と心を大切にするなら、専門機関に相談に行きましょう。
さくら
心配事に心が奪われると、脳はその情報ばかり集めてしまいます。
楽観的にいるということではなく、リスクも考えましょう。
そのうえで、無事に生まれた、という報告もあることから、自分がどうありたいのか?
さくら
安全な出産のためにできることは何でもする!という固い意志を持って毎日を過ごしましょう。
高齢出産の多い芸能界では、その後の経過を見ることができますね。
高齢で授かったお子さんですから、大切に育てられています。
永作博美さん(42歳第2子)、菅野美穂さん(41歳第2子)、水野美紀さん(43歳第1子)など、
活躍している有名人も多いですね。
さくら
気になるお子さんの情報を公開している有名人を挙げてみました。
元プロレスラーのジャガー横田さんは、妊娠をめざして子宮筋腫 摘出手術を受けました。
体外受精にチャレンジするも着床しませんでしたが、44歳で思いがけず自然妊娠し、45歳の時、ハワイの病院で長男を出産しています。
長男の大維志くんは無事に育って、2022年には、高校駅伝など文武両道で知られる長野県の名門「佐久長聖高校」で寮生活を送っていることを発表しました。
さくら
家族で出演していたYoutube配信は2023年1月に閉鎖しています。
ジャガー横田さんの好感度は上がっていますが、旦那さんと息子さんは評判良くないみたい。
チャレンジ精神旺盛な家族なので、そのうち再開するかも。
衆議院議員の野田聖子さんは、50歳で出産しています。
卵子提供、高齢出産、子供の障害などを乗り越えて、旦那さんと息子さんとの生活を大事に過ごしています。
さくら
日本初の女性総理大臣を目指している野田聖子さんが、出産、子育てを経験していることは未来が明るく心強いですね。
産んでも大丈夫?
さくら
生まれてくる子どもの障がいなどが気になる場合は、出生前診断というのがあります。
出生前診断とは、赤ちゃんが生まれる前に、どのような病気や異常を持っているかを調べる検査(出生前検査)を行い、結果に基づいて行う診断のことをいいます。
出生前診断には、超音波を使った画像の検査と、染色体疾患に対する検査があります。
さくら
超音波の検査は通常の診察でもされているものも含まれます。
より精密に、多くの妊婦さんに選ばれている新型出生前診断(NIPT)は、妊婦さんの血液中に含まれる赤ちゃんのDNA断片を分析することで、赤ちゃんの特定の染色体疾患を調べることができる検査です。
NIPTの正確な名称は、「無侵襲的出生前遺伝学的検査」または「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」です。
具体的にダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーの3つの疾患を調べることができます。
新型出生前診断(NIPT)にかかる費用 検査費用は約15~21万円です(医療機関によって異なります)。
なお、陽性または判定保留が続いた場合は確定的検査(羊水検査または絨毛検査)を受ける必要がありますが、日本医学会の認定施設では、ほとんどの施設で新型出生前診断(NIPT)の価格に確定的検査の費用も含まれています(医療機関によって異なります)。
さくら
詳しく調べることができるんですね。現代の医学はスゴイ!
いづれの検査も、流産の危険性があったり、高額であったりするため、検査するかどうかは本人の意志次第です。
さくら
「本当は自分がどうしたいのか?」が大切!!
何があっても育てていけるのかを本当に迷った時に検討してみてください。
正直育てていく自信ない...
子どもが無事に生まれても、子どもの年齢にしたがって、自分の年齢も上がります。
さくら
心配はどんなことですか?
体力?経済力?
さくら
子どもの運動会で、足がつる、ケガをする、などは、若い世代でも運動不足だとよく聞きますよね。
一緒に遊んであげたい気持ちがあるなら、日頃から、運動をする、体力をつけるなどの対応策はできます。
さくら
可愛い子どものためだけでなく、自分自身の将来のためにも体力は付けていくことは必須ですよね。
この年齢で妊娠してしまった...どうしたらいいの?
自分たちの老後の資金調達だけでも心配なのに、子どもの教育資金まで準備できるか心配
さくら
自治体によって、子ども手当は様々!
出産一時金、出産費用の補助や、医療費の補助などがあります。
高齢出産で心配なら、障がい、介護などの補助もあります。
さくら
調べてみると結構ある!
ぜひ、あきらめずに調べてみてくださいね。
中絶した方がいいの?
・自然妊娠率
・不妊治療での妊娠率
・流産率
・胎児の先天的障害発生率(特にダウン症)
全て35歳を境に急速に悪化します。
年齢により卵子が劣化し、子宮のまわりの筋力も衰えるからです。
悪化は加速度的なので40歳を過ぎたら妊娠は本当に奇跡的な確率になります。
さくら
40代での出産は迷うことも多いと思いますが、どんなことで迷っているのか、明確にしてみましょう。
大変な決断ですが、産んで良かったという意見も多数あります。
さくら
迷っている方は、読んでみてくださいね。
さくら
出産は命の危険が伴いますし、簡単な決断ではありませんよね。
迷っているなら、相談する場所はあります。
子どもの問題なので、相談することができます。
もしも出産しても育てることが難しい場合に相談するのは、自治体の児童相談所です。
さくら
多くの子どもたちに関わってきたプロがいます。
地域によりますが、親御さんの相談にものってくれますので、まずは電話をしてみましょう。
従来のイメージでは、両親の不幸で親戚もいない子どもが、乳児院に預けられる、と思われているのではないでしょうか?
実情は、9割以上は両親共に健在で、やむを得ず預ける、一時的に預ける場所としての乳児院があります。
養子縁組、里親制度などで、新しい家庭で育てられる子どもたちもいます。
養子縁組を手伝ってくれるNPO
・こうのとりのゆりかご(0120-783-449)(熊本県)
・環の会(東京都)
・ベビーライフ(東京都)
・japan alive(長野県)
・妊娠110番(石川県)
さくら
生まれた赤ちゃんが自分で育てられない場合に、どのような場所で育つのか具体的に感じることで、自分の子どもがどうなるのか、想像できると思います。
経済的に悩んでいる時には、どういう手助けがあるのか相談できます。
さくら
地域によって子育ての支援制度が違いますから、ぜひ相談してみてくださいね。
親切に応じてくれる窓口はありますよ。
補助金などの申請も相談できます。
47歳 妊娠してしまった
高齢出産で子どもへのリスクもあるの?
母体年齢が高いほど、妊娠高血圧症候群、前置胎盤、帝王切開分娩の頻度が高くなります。
同様に母体年齢が高いほど、早産、未熟児出生の頻度も上昇します。
しかし、その差は、約1.1~1.2倍です。
イメージではもっと大きいと思っていませんか?
意外にも母体年齢が高くなっても、死産・胎児死亡の頻度はかわりません。
さくら
高齢で妊娠しにくくなるということはありますが、出産においては危険度は年齢は大きく影響はありません。
厚生労働省による令和元年度衛生行政報告例の人工妊娠中絶の年齢階級別件数によると、
人工妊娠中絶件数の総数が減少傾向の中、45~49歳については増加傾向です。
我が国の人口動態統計によると、母親の年代別の出産数は、20代女性は減少傾向にあり、30~40代女性では増えています。
そのなかでも、40代女性が出産する子どもの数は増えています。
さくら
40代に第1子を出産することも珍しいことではなくなりつつあります。
その一方で、人工中絶の割合は20歳未満と40代に多く、特に45~49才の中絶数は増加傾向にあり、子育てがひと段落した、あるいは避妊への意識が薄れた年齢層にも妊娠と中絶は起こり得ることがわかっています。
このことから、40代は妊娠できる確率は下がるものの、妊娠できるかどうかは個人差があるといえます。
さくら
妊娠を希望しないなら、きちんと避妊することが大切です!
パートナーにハッキリ言いましょう!
協力してくれないパートナーとセックスしてはダメ!!
生物学的に妊娠出産に適した年齢よりも遅めに妊娠や出産をする女性は増えていますが、さまざまなリスクを伴います。
さくら
母親の年齢が高いほど、自然流産が起こる確率が高くなります。
母親の年齢が高いほどハイリスクになるため、総合病院や大学病院など大きい医療機関で妊婦健診や出産をすることを医師から推奨されるケースが多いです。
妊娠中の合併症や母親の持病の悪化などが起こりやすいため、結果的に帝王切開術による出産するケースが少なくありません。
前回の妊娠からだいぶ年月が経っている場合は、体力の衰えだけでなく、妊娠出産子育てに関する常識が変化しています。
産婦人科医や助産師、保健師、保育士、小児科医など、話しやすい人を頼りましょう。
さくら
女性だけに心身の負担がかからないように、パートナーや家族、周囲の人の協力を求めましょう!
シングルマザーの方も、ひとりで悩まないで!
自治体や保健師へ相談しましょう。
20~30代に比べて、妊娠に伴う合併症が起こる可能性は高くなります。
生活習慣病の起こりやすい年代に妊娠することは、食事や運動、睡眠など健康的な生活習慣を見直すきっかけになります。
さくら
人生経験があるので、精神的に余裕をもって過ごせるという母親もいます。
出産年齢の高齢化に伴い、両親が高齢であるために頼れない、里帰りができないというケースが増えています。
しかし、近年では自治体や病院、助産院を中心に、宿泊型や日帰り型で行う産後ケアが普及しつつあります。
さくら
宿泊型の産後ケアは好評ですよ。
上の子から離れてゆっくりした時などにも入院することができます。
おっぱいが出ない時の母乳外来は、出張もしてくれます。
料金を支払って利用できるサービスの選択肢が広がることもあると思います。
40代でも無理なく、幸せに、ご機嫌に育児ができる体制は整ってきています。
40代の妊娠や出産の数は増えています。
妊娠や出産は、年代に関係なく異常は起こり得えますし、個人差もあります。
出生前診断で、リスクを確認することもできます。
40代の妊娠は、予期せぬ場合が多く、戸惑いますが、出産は一生で何度も訪れるものではありません。
慎重に、何よりも自分の体と心を大切にしてください。
さくら
自分を幸せにするのは自分です。
決めれば、必ず幸せになります。
この記事が参考になれば幸いです。
さくら泥沼不倫の経験をもつ心理カウンセラー
人生のどん底を経験したからこそ伝えられる真実・男女関係のリアルを、経験者・専門家の視点から語ります。