フジ改心した元遊び人のアラサー営業
普段は上場企業で営業を行っている営業職のアラサー。
250名以上の女性とマッチングアプリでお会いし、恋活・婚活中の男女の行動心理やコミュニケーションについて豊富になった知識や経験を生かして発信をしています。
フジ
実はボクも音楽大学の出身です。
音大時代にボク自身も恋愛をしたし、音大内の恋愛事情は精通しています。
テレビドラマ『のだめカンタービレ』のような恋愛はあるのか?結論から言うと
滅多にないです。というかほぼないです。
音大生といえばお坊ちゃん・お嬢様を思い浮かべる人も多いと思います。
2年~4年、音楽院生になる人は6年間のキャンパスライフを送ります。
その中で行われる恋愛は結構ドロドロしています。
※この記事は筆者の経験に基づく視点のため偏見も含まれます。
幅広い意見を取り入れるため、筆者を含め現役音大生18歳〜60代までの音大出身者と座談会をしてみました。
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音大生の彼氏・彼女が欲しい人はその特徴と背景をチェックしてみましょう。
音大出身の社会人の特徴も同時に考察・解説します。
音大生・音大出身者の人の生き方ってなかなか面白いですよ。
このページの目次
ドラマを見たり漫画を読んだ方は、一度は音大生のリア充感とちょっとの羨ましさを覚えませんでしたか?
のだめのモデルとなった音大は実在しますし、実際のロケでも使われるくらい音大の世界観を忠実に再現しています。
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しかし現実の恋愛ではかなりギャップがあります。
現実と、のだめの世界はどれくらい乖離があるか解説します。
親がプロで有名人、その影響で子供もプロを目指して音大へ入学するということはあります。
その割合は多くなく、1学年に1人いるかいないかくらいの少ない割合です。
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そして親がプロだからと言って周りからもてはやされるわけでもないです。
親をプロに持つと、音楽業界の縦社会の厳しさや先輩後輩の礼儀について親の背中を見ていることが多く、
自分が親の七光りだと思われたくない意地も相まって精神的に強く、横暴な性格な人は少ないと言えます。
音楽の世界は狭く、悪い評判が立たないように自分を守ることが大事とプロの子供はわきまえているものです。
ストーリーの中でピアノ科だった千秋が指揮科に移るという描写がありました。
自分の伸ばしたい専攻する楽器をメインにし、サブで学びたい別の楽器や作曲技法などを副科としてとることはありますが、
専攻していた学科を変更することは滅多にありません。
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というより、学校側からかなり止められると思います。
音楽の世界は狭く厳しいものです。
音大を卒業した20~22歳の人が30歳まで音楽関係の仕事を続けられる割合は5%前後という過酷な世界です。
フジ
ボクも週末や仕事終わりに夜のバーで演奏する仕事だけでもやっとです。
なので、転科をして1から学び直すほど時間的な余裕や成功者が少ない中で、自らさらに成功確率の下がる方向へ進むことを学校側は止めに入るでしょう。
・親をプロに持つ人はたまにいる
・『俺様』はいない、むしろ謙虚な人物が多い
・野心家はいても千秋ほど大胆な行動には出ない
のだめカンタービレのヒロイン「のだめ」は天真爛漫でちょっと天然。だけどピアノの腕は天才的という設定。
なんとも羨ましい設定でありますが、実際にこういった人物はいるかというと、
フジ
少ないけどいます。
このようなキャラは1つの音大に1.2名はいるくらいの割合です。
本人は自分の腕前を天才とは思っておらずひたむきに練習していることがあります。
レッスンの担当の先生も当人の才能を見抜いていることが多く、厳しくも優しく見守られてキャンパスライフを過ごします。
恋愛には疎いことが多く、『楽器が恋人』と自称している人もいるほどです。
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成績優秀だけど大人数では群れないで、『不思議ちゃん』として認識されていることが多くあります。
筆者の後輩に一人「のだめ」のような存在がいましたが、恋に落ちた後は好いた異性へのアプローチは異常なものでした。
もともと音楽に捧げる情熱がひたむきで努力家であったことから、一つのことに熱中する事が得意なのかもしれません。
フジ
彼氏の受講する授業を全部チェック、練習部屋をついてまわる、お弁当を作ってくるなど・・
ちょっとストーカーチックな面もありましたが本人はそれで幸せそうでしたが。
かといって自分の演奏活動や練習を疎かにすることはないようです。
・天才はいるが恋愛に目覚める事は少ない
・音楽への情熱が恋愛にむくと周りの目を気にしないくらい情熱的で積極性を帯びる
上記の通り実際の音大の生活では、のだめのようなキャラと千秋のようなキャラがかぶる事が少なく、
また、音楽に対して一生懸命なため、のだめのようにふわふわと恋愛について考えている暇はあまりありません。
フジ
音大という未知の世界、音楽を志す若者の理想とファンタジーを織り交ぜているから
のだめは人気なのだと思います。
・たしかにこんな恋はしてみたいよね 20代男性/ピアノ科 現役
・憧れの人はいるけど千秋先輩みたいではないかな 20代女性/ピアノ科 現役
・学生時代は恋するほど余裕なかったな 30代女性/バイオリン科卒業
・恋してしまったときは相手が千秋先輩のように見えちゃってたかも 20代女性/バイオリン科卒業
・のだめみたいな子はいたけど近づこうとは思わなかったな 40代男性/フルート科卒業
・高校時代にのだめを見て夢見たけど、現実はそんな出会いなかった 30代男性/クラリネット科 卒業
現実離れはしているけども演者さんの熱演、織り混ざる華麗な音楽とのだめ達のキャラクターが見事にのだめの世界を彩っています。
音大生達の苦悩や努力と華やかな舞台は現実通りですので、是非ドラマではそんなシーン毎に注目してみてください。
フジ
実際の音大生の生活や内情を見てみましょう。
思っているよりも過酷だと思います。
音大生というと楽器が演奏できて華やかである印象が一般的には強いと思います。
しかしその実態は大きくかけ離れています。
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音大はとにかくお金がかかります。学費だけでなくレッスン費用や、
演奏会のための準備金や生活費なども含める4年間で1,000万円はかかります。
音大に通うには親御さんの協力や理解が大事です。
いくら我が子とはいえ4年間で1,000万円。親御さんも覚悟が必要なのですが、それを認めて送り出す親の気持ちとはいかに。
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親御さんの仕事って何?って聞くと納得できる事でもあります。
・有名企業の管理職
・地方企業でも重役
・会社経営者
・飲食店オーナー
・音楽家
・医者
・公務員
・農家で土地を結構持っている など
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服装や住まいも小綺麗で、自身が使う楽器もブランドで固まっている事もしばしば。
基本的にバイトはせず学科試験が終わった後などは友達とディナーしたり飲みに行く事が多いです。
お金持ちのためか、育ちがいいのか立ち振る舞いや口調はなかなか洗練されており嫌味がない人が多くもあります。
お金持ちでさらに口八丁で人に好かれる人の割合は6.7割くらいと言ったところです。
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美意識が異常に高い人物も多く、筆者の友達(男女どちら)でも、朝のセットに1時間以上かけている人もいます。
ちょっと信じられないという事もたまにやっちゃう人もいます。
・一人暮らしを初めて収納ラックがうまく組み立てられないので全部捨てて新しいものを親に買ってもらう
・賞味期限ぎりぎりのものは一切手をつけない
・家に虫が出たため警察を呼んだ+引っ越しを検討し始める
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世間をやや知らない人が一部いるイメージです。(お金持ち音大生の1~2割くらいがこれに該当するかも)
とはいえ、人当たりもよいので、『超ワガママ』みたいな人はレアなのであまり出会いません。
音大にお金がかかるため奨学金を受けて音大生活を送る人も多いです。
生活を切り詰めているため学校の後はバイトを掛け持ちする人も珍しくありません。
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自分で演奏してお金を稼ごうと必死になる人は自然に営業力がつき、
卒業する頃にはファンが多く付いている立派な演奏家になることもあります。
音大生活には費用が大きくかかるため1.2年間バイトでお金をためてから通う人もいます。
1学年に1~3人はこういったお金を貯めてから入学する人物がいます。(学年人数に対して1~8%程度)
・飲み会は安さ重視
・普段の服装は機能重視(演奏会用の衣装が高いため)
・仲間意識が強い
・演奏会のチケットを売るのに必死になる
・節約術に詳しくなっている
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ボクもこちらの部類でした。1日300円の食費で切り詰め、楽器のメンテナンスや仲間の演奏会に行くチケット代を捻出しているような学生でした。
・家で「もやし」を大量栽培し自給自足生活をする
・楽譜のミスコピーをメモ帳にする
・スーパーの特売日はケータイのアラートに全部登録
・週1で有料演奏会出演情報を片っ端から登録・連絡する
・貯金箱や財布を分けて使う
フジ
もちろん全員がこういうわけではないですよ。
しかし自然に生活の知恵がついている人が多いと感じます。
音楽にも生活にもとにかくハングリー精神が芽生えていて精神的に強くなっていく印象があります。
精神的に弱まった人は残念ながら中途退学、休学してしまうこともあります。
音楽をしに学校に通うのに『高い学費』によって生活の圧迫をされる事が音大生の大敵になります。
ちなみに筆者の元カノは学校に通いながらキャバクラでバイトをして学費にしていました。
フジ
もし現役音大生と付き合うようなことがあれば、このような生活感を理解して会話をあわせていくと仲良くなれるし、
良い付き合いができると思います。
そんな忙しい音大生でも恋がしたい!青春真っ只中の彼・彼女たちはいつ恋をするのか?
筆者の経験と筆者の先輩後輩・師匠の恋愛の出会いのきっかけを解説します。
音大生は地方の出身者が多く、一人暮らしでバイトをしていることもよくあります。
そんなバイト先で少し年上の先輩と恋に落ちるということをよく聞きます。
音大生の女性→バイト先の男性という事例が最も多いです。
フジ
普段学校では相談できないことを、仕事ができる(ように見えてしまう)先輩に相談したり、頼りたくなるのが心理だと思います。
学校や生活のこと、音楽でうまくやっていけるかと音大生の胸の内は心配事で絶えません。
そこにちょっと優しい人が現れる+バイトで定期的に会うようになる→自然に惹かれていく
こんな図式になります。
フジ
実際に交際に発展しても、結婚までに至ることは滅多にないようです。
筆者と関係者の知り合いに聞き回っても『音大在学中×バイト』から結婚に至ったカップルは
約200組中2組しかいませんでした。
これは、音大卒業後に音楽の仕事で稼げず生活のために帰郷してしまいそのまま別れるというパターンが大きく影響しているようです。
のだめカンタービレのような世界観でもありますが、現実は学科を越えて恋愛に発展することは少ないです。
ピアノ学科同士、バイオリン学科同士でというようなことが多いです。
フジ
単に、練習する練習棟(学校の施設)が同じだったり授業が一緒になったりと、接触回数が多いために惹かれ合うと言えます。
また、先輩の方が技術的に優れていることから技術を教わろうと後輩が近寄りやすいことも音大ならではといえます。
普通の大学ではサークルがありますが、音大には基本的にはサークルがないため学科がサークルに等しい存在になります。
新入生が入学すると5月のゴールデンウィークの前後で飲み会が盛んに開かれます。
そこで仲良くなった人同士が付き合うということもよくあります。
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しかし、お酒の勢いで付き合うものの、あまり長続きしていないことが多いです。
さらに出会って間もないのに付き合って破局するとのちのキャンパスライフがやりづらくなるという泥沼化もあります。
音大には文化祭のような催し物が少ないため、1度1度の演奏会にかける情熱や練習時間が違います。
1つの演奏会を企画から実行するまで短くても1ヶ月、長くかかる企画で半年くらいの準備期間を経ていきます。
その実行委員で苦楽を共にした男女が付き合うこともしばしばあります。
フジ
ボクの偏見でもありますが、一番真っ当な恋愛をしているように思えました。
長続きして結婚している人たちもいます。
・基本的には飲みやお酒絡みから発展することが多い
・接触回数の多い人同士がくっつくことが多い
・飲みの時間以外で一緒にいる時間が長いほど長続きしていることが多い
▼音大のキャンパスライフ外での出会い方のまとめもご参照ください
音大生は普通の大学生と違った将来への不安や世界観で生きています。
また、音大生は変わり者が多いとも言われています。
音楽で他人と差をつけるために、自然と『人格も人と違う物を』という芯ができるため、
変わり者に見えやすくなります。
フジ
ちなみに音大生や音楽家は『◯◯(有名な音楽家)と似ているね』と言われるよりも『変わっているね』『初めて聞いた、面白いね』と言われる方が喜ぶことが多いです。
そんな音大生の恋愛中のパターンを解説していきます。
あまり良い表現ではないのですが、イケメン・美女の人が音大内の恋愛市場を独占し、
付き合う人を取っ替え引っ替えにしていることがあります。(統計上3.4年に1度はこの手の人物が現れる)
フジ
恋愛に燃える年頃なのでわからないでもないですがかなり問題化します。
とある音大では学科の異性をほぼ全員制覇した、みたいな人もいました。
そのために人間関係が泥沼化することもしばしば。
学内の恋愛情報は簡単に広まるので敵味方がハッキリとしてきます。
フジ
さらに音大での成績は技術試験による点数や評価によるもので、
上手い人ほど尊敬され、もてはやされるものです。
イケメンや美人にかぎって腕が立つということもあるのでより恋愛構造が複雑になります。
学校の先生と生徒が恋人関係にあることは御法度。これは音大においても同じことが言えます。
しかし禁断だからこそ人はその均整を犯したくなるのでしょうか・・
フジ
師弟の関係を越えて恋愛に発展してしまった事例を何件か知っています。
中には、ピュアに生徒を助けたい⇄先生へ恩返しをしたいという思いから交際に至っているケースもありましたがこれはごく稀です。
音大生は卒業後の仕事は滅多にないのでどうにかコネクションで仕事をもらいます。
その時に先生との人間関係の良さから仕事をもらえることがあるため、媚を売る生徒と権力をちらつかせる先生という図式もあります。
フジ
今でこそ健全(だと思います)ですが、一昔前ではよく聞く話であったと先輩から伺っていました。
今は学校側の取り締まりも厳しいので滅多にないと考えられています。
ちなみに、そのような不祥事が学校側へ通報されると先生側は解雇、生徒は停学もしくは退学処分になり得るのです。
一概に言えないことでもありますが、付き合って長続きしているカップルや結婚に至った人たちの特徴を考えると、
学生時代には派手な恋愛はせず、ひたむきに練習をしていた人の方がうまく行っているようです。
フジ
音楽を続けている人でも、音楽から離れた仕事をしている人でも、
学生時代に一生懸命打ち込んだ経験が生き方のスタンスとして基本になるので、誠実且つ諦めない心と努力する美しさがあります。そんなところに惹かれるのではないでしょうか。
音楽で成功するでも、挫折を味わうでも人としてかなり大きく成長できるのが音大の特徴でもあります。
挫折した時にそれまでも学びと受け取れば良い大人になりますし、諦めで終えてしまう人は堕落していきます。
フジ
これらを踏まえると、のだめと千秋の2人はひたむきでピュアに音楽にも恋愛にも向かっているのがわかりますね。
のだめカンタービレからみた音楽大学の恋愛事情について辛口で書かせていただきました。
もちろんこの視点は筆者の偏見も入っているため、これが全てではありません。
フジ
音大生・音大出身の人は心の強さと繊細さを持ち合わせた芸術家です。
のだめの世界にいるような不思議で愉快な人物が多い事は事実です。
筆者自身ものだめの世界が好きで、現実の恋愛ではこんなことないよな〜と思いつつもその恋愛観に引き込まれています。
2020年の9月から6年ぶりの再放送とのことで楽しみですね!
\結婚したい人必見!/
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