川口 美樹LoveBook編集長/婚活の鬼コーチ
恋愛・結婚・パートナーシップの専門家として書籍の出版やTVに出演。
マッチングアプリや結婚相談所業界の裏側にも精通。Twitterのフォロワーは1.5万人。(プロフィールページ)
マッチングアプリ選びは「登録者の登録目的が超重要」です。
遊び目的のアプリに登録しておいて、真剣交際を希望してはいけません。
はじめまして川口さん
いつもTweet拝見しております。
アラサー♀のハム助と申します!
Tinderで出会った彼を好きになりました。
わたしは遊びや暇つぶしでTinderをしていました。
彼もそのつもりなのかなと思い好奇心から会いましたが身体の関係になりませんでした。それから友達になりその後2回遊びました。(わたしの行きたいところに行き全てわたしから誘いました。)
彼に会うたび彼の人柄や一緒にいて楽しくて心地いいと思いはじめ、友達としてではなく異性としてだんだんと好きになりました。
三回遊んだ後、好意を抱いた上でわたしから会いたいと伝える「待って」といわれそれから1ヶ月ほど待ち、連絡すると「忙しい」「また〇〇行こう」と返信がきました。
それからまた1ヶ月ほどしてから連絡すると「忙しすぎて死にそう落ち着いたら会おう」と返信がきました。彼は本当に忙しい職種ですがフェードアウトしたいんだなと思い
わたしはめちゃくちゃ好きだけどこれ以上連絡しても悲しくなるだけだし諦めようと思って自分から連絡できないようにしました。
それから彼からは一切連絡はありません。
でも未だに毎日彼のことを考えるし
一緒に遊んで楽しかった日を思い出すと涙が出るレベルで重症です。
そこで質問なのですが、彼はなにがしたかったのでしょうか?
手を出さなかったのは本命の人がいたからなのでしょうか?
三回も遊ぶのは暇つぶしだったのでしょうか?目的は何だったと思いますか?
彼の考えは彼にしかわからないかと思います。彼のことをもっと理解したかったです。
彼のことに折り合いをつけたいです。
拙く分かりにくい文章ですがなにか川口さんからの意見がいただけたら嬉しいです。
辛口な意見でも構いません。よろしくお願いします。
川口
目的も何も、ハム助さんも「遊び目的で」登録してるじゃないですか。
遊び目的のアプリで出会った相手に真剣交際を求めるのは無駄ですよ。
このページの目次
川口
Tinderってそもそも恋人を見つけるためのツールじゃないんですよ。
マッチングアプリに登録するときに絶対に忘れてはいけないのが、運営会社がターゲットを絞って広告を打っているということです。
『マッチングアプリにはヤリモクがいる!』と怒っている人をよく見かけますが、いるのは当たり前です。
ヤリモクはブーストもかけるし、プレミアムオプションもつけるので、運営からするとヤリモクは上顧客なんですよ。
だからこそ、男性向けのアプリの広告には
とかを起用するわけです。
中でも『Tinder』は、完璧に遊び目的のユーザーを狙ってマーケティングしているアプリです。
その証拠にTinderは普通に既婚者が既婚者です、とプロフィールに書いて登録しています。
運営はそこに文句をつけないですし、なんなら既婚者同士のマッチングにも一役買っているほどです。
僕も若いときにはTinderにはずいぶん「お世話になりました」が、Tinderには女性のヤリモクも沢山いました。
そこに登録する人間は、ハム助さんがそうであったように「遊び目的でしか」登録していないのです。
川口
遊び目的で登録しているわけですから、相手が「真剣交際の匂い」を出してきたらフェードアウトするのは当たり前です。
Tinderは「そういうアプリ」なのです。何も不思議なことはありません。
ハム助さんは、彼が"遊んだ3回ともに手を出してこなかった"から、「あれ、ヤリモクじゃないの?」と不思議に思ったことでしょう。
正直、彼がなぜそうしたのかはわかりません。
一口に「遊び目的」と言っても、必ずしも「ヤル」だけが「遊び」ではないですからね。
そんなことは「相手に直接聞けないのであれば、考えるだけ無駄」です。
どんな理由があったにせよ、
それから彼からは一切連絡はありません。
という事実が全てを物語っています。
ハム助さんのアプローチが彼の期待したものと違った、ただそれだけのことなんです。
もっと言えば、ハム助さんが、アプリに期待する出会いの種類を間違えた、ということです。
よく、Twitterなどで「Tinderで出会った人と結婚した」という情報を見ることがあります。
しかしあれは、珍しいことだから呟かれているのであって、頻繁に起こることではありません。
遊び目的だった相手を骨抜きにできるような、超肉食女性にのみに適用できるものです。
私はTinderで初めて会った男と結婚したからそれを友達に言うんだけど「私もやってみる!」ってなってワンチャンセックスでTinderゴミでした、ってなる流れができてます。10人くらいこれでした。Tinderはゴミです。
— るいこNEXT!! (@rui_nbsp_rui)July 31, 2019
桃がTinderで結婚したからってTinderの登録者が増えそうなのが不安。Tinderも悪くないと思うけど桃は、ブロガーで稼いでて有名で可愛い(整形済み)というポテンシャルがあった上の成果なのであって、一般の素人がTinder登録しただけだと遊ばれて終わりだよ。というのを広く提唱したい
— 裕子 (@konkatsu_ol)June 20, 2020
川口
「Tinderで彼氏見つけた」も同様で、同じことが自分に起こると思ってはいけません。
今回ハム助さんは「遊びのつもりが真剣になってしまった」わけですが、基本的に真剣な恋愛をしたいのであれば、真剣な恋愛をしたい人と出会った方が良いです。
「遊びのつもりが真剣になってしまった」としても、「いやいや、相手は真剣な交際を求めてないわけだから」と思い直し、真剣な恋愛をしたい人がいるアプリに替えるべきだったのです。
そのくらい「登録している目的」をひっくり返すのは難しいことなのです。
川口
エアコンを買いに来た人に、冷蔵庫を売るようなものですからね。
Tinderで出会う時は、最後まで「遊びのつもり」で使いましょう!!
後、余談ですが「忙しい」は「会いたくない」の意味です。(でも嫌われているわけではありません)
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